研究課題/領域番号 |
21K10166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
佐伯 桂 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (00448812)
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研究分担者 |
古株 彰一郎 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (30448899)
牧 憲司 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (60209400)
森川 和政 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (70514686)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 味覚受容体 / 顎顔面形態 / 骨形成 / 骨吸収 / 骨成長 / 骨再生 / 甘味 / うま味 / 骨代謝 / 発育 |
研究開始時の研究の概要 |
味覚を司る考えられてきたTas1受容体ファミリーが口腔粘膜以外でも各組織で栄養センサー,すなわちTas1r2/Tas1r3 - 糖質(エネルギー源),Tas1r1/Tas1r3 - アミノ酸 (体を構成) として機能することが明らかとなってきた.骨形成を担う骨芽細胞にもTas1Rが発現し, 予備的研究からTas1r3が骨芽細胞分化と共にその発現量は上昇し,Tas1r3をノックダウンした骨芽細胞では細胞増殖と骨芽細胞分化能が低下した.そこで本研究では,骨芽細胞特異的Tas1r1とTas1r3ノックアウトマウスを用いて,骨形成,とくに顎顔面骨の成長における栄養センサーの役割を明らかにする.
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研究実績の概要 |
口腔機能をつかさどる頭蓋・顎顔面骨格は,5種23個の骨が組み合わさり3次元的構造をとることで構築される.頭蓋・顎顔面骨格の形態や機能は複雑であり,頭蓋・顎顔面骨格に異常を呈する多くの先天性疾患が存在することから,頭蓋・顎顔面骨格が遺伝的要因を強く受けることが知られる.さらに正常な口腔機能を獲得するためには,胎生期から小児期にかけて適切に骨組織が成長する必要があり,この骨成長プロセスは遺伝的要因だけでなく,栄養状態や呼吸状態(鼻呼吸か口呼吸か),食べ方,話し方などの生活習慣によっても非常に強く影響を受ける.しかしながら,このような要因が骨成長に与える影響は,要因が複雑に交絡することもあり,完全に解明されているとは言い難い. 適切な栄養素を含む食餌を深く味わい摂取することが適切な顎顔面骨格の成長に不可欠であることは言うまでもない.しかしながら,近年の研究からこれらTas1Rファミリーが口腔粘膜以外でも各組織で栄養センサー,すなわちTas1r2/Tas1r3 - 糖質(エネルギー源),Tas1r1/Tas1r3 - アミノ酸 (体を構成) として機能することが明らかとなってきた. そこで,骨におけるTas1Rを調査したところ,アミノ酸センサーと糖質センサーに共通のTas1r3は骨組織中の破骨細胞,骨芽細胞に発現し,また骨芽細胞株M3CT3-E1細胞の分化と共にその発現量は上昇した.また,siRNAを用いてMC3T3-E1細胞のTas1r3をノックダウンすると細胞増殖とBMP-4で誘導した骨芽細胞分化マーカーのALP活性が減少した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
少しずつではあるが有意義なデータが出てきているため.
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今後の研究の推進方策 |
引き続き,In vivo,In vitroの実験をバランスよく行なっていく.
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