研究課題/領域番号 |
21K10244
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
吉田 和加 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10513210)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | HPV / 病理学 / 感染症 |
研究開始時の研究の概要 |
口腔のHPV感染は口腔衛生状態も関与していると考えられている。感染HPVの型と細菌叢の関連を検討し、年々増加している口腔癌を含むHPV関連疾患の予防に向けた基礎データを得ることを目的とする。 これまでにベトナム、モンゴルにて採取した口腔粘膜擦過試料より、HPV感染の有無と感染HPVの型を検出する。HPV陽性試料について、16S rRNA PCR産物をもとに細菌叢解析を行う。約40種の粘膜指向性HPVの型と細菌叢、疫学データ(喫煙、飲酒、口腔粘膜疾患の有無と種類、口腔内補綴修復物の有無など)を合わせて解析し、それらの関連を検討する。
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研究実績の概要 |
本研究では、これまでにベトナム、モンゴルにて採取した1,800名以上の口腔粘膜試料のうち、HPV陽性試料について、16S rRNA PCR産物をもとに細菌叢解析を行い、約40種の粘膜指向性HPVの型と細菌叢の関連を検討し、年々増加している口腔癌を含むHPV関連疾患の予防に向けた基礎データを得ることを目的としている。 当講座にて、これまでに採取した口腔粘膜擦過試料より、HPV感染の有無と感染HPVの型の検出を行っている。潜伏感染中の少量のウイルスも検出し得ると思われる感度の高い検出法として、ある程度断片化された鋳型DNAからも検出し得るPCR産物の小さな改良コンセンサスプライマー(MGP)セットを用いたPCRと、約40種類にのぼる粘膜指向性HPV型特異的プローブを用いたReverse Line Blot法を組み合せる方法により、HPV感染の検出と感染HPVの型の同定を行っている。 また、検体採取の際に収集した疫学データ(喫煙、飲酒、口腔粘膜疾患の有無と種類、口腔内補綴修復物の有無など)を整理し、本研究のデータベースへの登録を行っている。 2021、2022、2023年度は、当初の計画より大幅に遅れた。16S rRNA PCR産物をもとにした細菌叢解析(16S rRNA領域特異的ライブラリーの作成、16S rRNA PCR産物の解析、16S rRNAデータベースに対する相同性検索および系統分類解析)には至らなかった。 在庫の試薬等を使用したため、本研究費からの支出はなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
他の業務(学内業務、学会の学術雑誌の編集業務など)に時間を要したため、研究計画より大幅に遅れた。 補助事業期間延長の申請を行い、1年間の延長を承認していただいた。 2024年度で遅れを取り戻したいと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、これまでに採取した口腔粘膜擦過試料より、HPV感染の有無と感染HPVの型の検出を行う。改良コンセンサスプライマー(MGP)を用いたPCRと、粘膜指向性の40種類にのぼるHPV型のプローブを用いたReverse Line Blot Hybridization法を組合せる方法を用いる。 HPV陽性試料について、16S rRNA PCR産物をもとにした細菌叢解析を行う(業者へ委託)。 高速シーケンス解析用アダプター配列を付加した16S rRNA領域特異的プライマー(V3-V4領域)を用いてPCR増幅、生成を行い、ライブラリーを作成する。 高速シーケンス解析用アダプター配列を付加しPCR産物を用いて、次世代シーケンサーによる配列取得を行う。得られた配列を用いて16S rRNAデータベースに対する相同性検索および系統分類解析を実施し、菌種組成などを明らかにする。 当講座にて、感染HPVの型、菌叢組成の他、検体採取の際に収集した疫学データ(喫煙、飲酒、口腔粘膜疾患の有無と種類、口腔内補綴修復物の有無など)を合わせて解析し、それらの関連を検討する。
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