研究課題/領域番号 |
21K10276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 (2022) 千葉大学 (2021) |
研究代表者 |
佐藤 大介 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (00381682)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 不眠障害 / 不眠 / 認知行動療法 |
研究開始時の研究の概要 |
慢性不眠に対する非薬物的治療の1つとして低強度の簡易型認知行動療法の開発が求められ、自己報告に基づいた分析により不眠症の重症度、睡眠効率、さらに、入眠潜時、中途覚醒時間、夜間覚醒回数、総睡眠時間、主観的な睡眠の質への効果が示されている。一方で客観的な測定に基づいた分析による効果は十分に示されていない。本研究では、低強度の簡易型認知行動療法に伴う睡眠状態を経時的に測定し、主観的な報告に基づく睡眠の質および客観的な測定に基づく睡眠の質の関連性を検討する。
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研究実績の概要 |
概ね以下の3点について実施し成果をみた。 第1に、不眠障害の診断を受け、軽度以上の不眠症状を有する成人を対象としてリクルートを実施し、適格性の合致した被検者の試験登録を行った。 第2に、日本睡眠学会第47回定期学術集会に参加し、研究報告及び情報収集、意見交換を行い、本研究の重要性を確認して方向性を明確にすることができた。 第3に、評価測定に用いる脳波の計測機器環境の整備を行い、計測から解析まで円滑に行うシステムを調整することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
不眠障害に対する認知行動療法プログラムを多施設の医療機関で実施し、不眠症状軽減の安全性と実施可能性を検証するという、本研究課題について着実にデータを蓄積していると評価できる。
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今後の研究の推進方策 |
研究対象者の介入経過のモニタリングとフォロープ期間終了時の副次的評価項目の評価を行う。具体的には、主要評価項目を自己報告に基づいた不眠症の重症度、副次評価項目を主観的測定方法による睡眠効率、入眠潜時、中途覚醒時間、夜間覚醒回数、総睡眠時間、気分状態、探索的評価項目を客観的測定方法による睡眠効率、入眠潜時、中途覚醒時間、夜間覚醒回数、総睡眠時間とし、その関連性を検討する。
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