• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

がん骨転移診療システム構築に向けての取り組み

研究課題

研究課題/領域番号 21K10283
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

田中 誠人  奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (10790339)

研究分担者 重松 英樹  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (30623516)
城戸 顕  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (70382306)
宮坂 俊輝  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00771023)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード脊椎転移 / 転移性脊椎腫瘍 / 診療連携システム / 放射線科 / 読影 / CT / MRI / 画像診断 / 連携システム
研究開始時の研究の概要

癌診療における骨転移の治療は癌患者の生活レベルを維持する上で重要である。
当院では、2010年から骨転移をチームで治療するキャンサーボード(CB)を開始し、その有用性について報告してきた。しかし、当CBは原発治療科からの持ち込み症例に限られ、その他の患者への早期介入に課題を有する。本申請課題で我々は、1) 院内撮像の全てのCT, MRIを対象に脊椎転移を抽出し、診断と同時に治療を開始する連携システムを構築し、2) 本連携システムでの早期介入前後のADL、麻痺の発生と介入状況を比較検討、3)手術適応となる脊髄転移群の全体像と適切な治療指針を明らかにする。

研究実績の概要

本研究課題は、画像診断部門と骨転移キャンサーボードを直結した診療連携システムの構築と、その有効性評価を目的とする前向き研究である。2021年6月1日から2023年12月31日までの期間に院内のすべてのCT・MRIを対象に放射線科の読影で脊椎転移を疑う所見が得られた症例を登録する予定で、2023年度は症例登録と一部の患者の経過観察を実施した。登録された症例は、脊柱不安定性・骨関連事象(SRE)リスクの評価・予後予測を行い、これらの情報を記録する。さらに対象症例は骨転移キャンサーボードに参加いただいている放射線治療科・緩和ケアセンターと連携して、1)手術介入、2)放射線治療介入、3)手術と放射線治療介入、4)経過観察のいずれかの方針を選択し、その選択について記録している。
現在は症例登録と同時に、3ヵ月おきに経過観察をしている時期に該当する。2023年12月31日の登録数は45例である。ただし一部の症例については緩和治療導入のため他院へ紹介となっており経過観察できていない症例も含まれる。
2024年度であるが、症例の前向き登録と同時に、過去5年間の当院の脊椎転移症例を電子カルテの病名(脊椎転移、転移性骨腫瘍)から検索を実施し、対象症例に関して患者背景情報(年齢、性別、癌腫)、治療経過中の神経症状、放射線治療の有無、骨修飾剤投与の有無、脊椎転移判明から死亡までの期間について後ろ向きに調査を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

前向きの症例数に関しては、放射線読影医師に依頼を再度実施し、研究内容の共有を行った。MRI,CTの読影を基にした症例の拾い上げ数は伸びている。後ろ向き
に5年間のデータを収集し、解析する方法についてまだ手をつけられておらず、遅れている。

今後の研究の推進方策

前向きの症例登録期間は2021年6月1日から2023年12月31日までで終了している。引き続き、CT,MRIで発見した脊椎転移症例を経過観察を行う予定である。
また、後ろ向きのデータ解析についてもできるだけ早急に対処する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi