研究課題/領域番号 |
21K10290
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 京都薬科大学 |
研究代表者 |
村木 優一 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (50571452)
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研究分担者 |
豕瀬 諒 京都薬科大学, 薬学部, 助教 (10868152)
細木 誠之 京都薬科大学, 薬学部, 准教授 (30433254)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | リアルワールドデータ / 保険請求情報 / 薬剤疫学 / 臨床疫学 / 医療ビッグデータ / 大規模保険請求情報 / ビッグデータ |
研究開始時の研究の概要 |
「仮説をたて、得られた結果から導き出される患者への種々の有用性は本当に得られるのか、また他の系統の医薬品ではどのような影響があるのか、ガイドラインや臨床研究の結果は実際の患者集団では影響が見られるのか」。我々は、その問いを解決するため、日常の診療から集積される患者さんの治療データと総称されるリアルワールドデータ(RWD) を用いて検証します。本研究の成果は、基礎研究と臨床研究による仮説の検証を容易にし、実際の患者さんへ早期に貢献することが期待され、RWDの新たな活用法の1つとして国民へ還元できるものと考えています。
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研究成果の概要 |
本研究では「基礎や臨床の研究から導き出される実際の患者さんへの有用性」を評価するため、日常診療から集積される医療リアルワールドデータ(RWD)を用いて検証することを目的とした。基礎研究で得られた結果に基づく患者への影響をRWDを用いて検証できた。また、臨床研究で対象とされない患者を含むRWDを用いて同様に臨床研究での課題を検証できた。本結果は、RWDの新たな活用法の1つとして国民へ還元できるものと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
基礎研究から導き出される臨床的有用性の仮説検証はこれまで困難であった。さらに、臨床研究では一部の患者が除外されるため、全ての患者を含めた有用性を評価する課題があった。本研究では、日常診療から得られる医療リアルワールドデータを用いた研究がこれらの課題を解決する手段の1つとなり得ることを示した。これらの結果は、基礎研究で得られた臨床応用に対する仮説の検証や少子高齢化社会における複数の合併症を持つ患者を含む幅広い患者に対する治療の適用性を高めることができるため、学術的なみならず社会的にも大きな意義があると考える。
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