研究課題/領域番号 |
21K10319
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
天野 晃滋 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医長 (40573093)
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研究分担者 |
小山田 隼佑 特定非営利活動法人JORTC, データセンター, 生物統計家 (00774085)
宮下 光令 東北大学, 医学系研究科, 教授 (90301142)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | がん悪液質 / 進行がん患者 / 家族 / 多職種ケア / 進行がん / 心理社会的苦痛 / 患者 / 多職種連携 |
研究開始時の研究の概要 |
人は生きるために食べるが、食事は社会的存在である人にとってそれ以上の意味をもつ。進行がん患者は食欲不振・体重減少を主因とする食に関することで苦悩し、家族も患者とは異なる苦悩を有する。我々は患者と家族の食に関する苦悩のような心理社会的苦痛における緩和ケア・サポーティブケア・栄養ケアを統合した多職種連携ケアの重要性を指摘し、患者と家族の食に関する苦悩の評価尺度を作成した。現時点では、患者と家族の食に関する苦悩のケアは世界的に確立されておらず、本研究では、これら苦悩の多職種による統合ケアを開発すること、さらにクラスターランダム化比較試験にてこの統合ケアの効果を検証することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究の主テーマの一つである「進行がん患者と家族の食に関する苦悩の評価尺度開発」をJournal of Cachexia, Sarcopenia and Muscle(英文・査読あり、Impact Factor 12.063)に投稿し受理された。付帯研究である、進行がん患者における味覚障害・嗅覚障害のQOLへの影響についての論文をSupportive Care in Cancer(英文・査読あり、Impact Factor 3.359)に投稿し受理された。付帯研究である、既存のがん悪液質のQOL尺度であるFunctional Assessment of Anorexia/Cachexia Therapy Anorexia Cachexia Subscale (FAACT ACS)を用い、日本の進行がん患者を評価した論文をJCSM Rapid Communications(英文・査読あり)に投稿し受理された。付帯研究である「進行がん患者の点滴での栄養水分補給に関する信念と認識についての多施設アンケート調査」をPalliative Medicine Reports(英文・査読あり)に投稿し受理された。 全国のがん診療連携拠点病院の医療者(医師・薬剤師・看護師・管理栄養士・リハビリ療法士・心理士・ソーシャルワーカー)を対象に、がん悪液質の多職種ケアの認識について調査を実施し、全体での解析をPalliative Medicine Reports(英文・査読あり)に投稿し受理された。医師・看護師での解析をJCO Oncology Practice(英文・査読あり、Impact Factor 3.840)に投稿し受理された。管理栄養士での解析をSupportive Care in Cancer(英文・査読あり、Impact Factor 3.359)に投稿し受理された。 これらの結果をもとにがん悪液質の患者と家族に対する多職種ケアの開発を進めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
主テーマの一つの論文化を終え、複数の付帯研究を論文化し、現在も複数の付帯研究の論文化に着手できているので。
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今後の研究の推進方策 |
今年度中に、医療者用と患者・家族用のケアの手引書を作成する。同時に、クラスターランダム化比較試験の準備を開始する。
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