研究課題/領域番号 |
21K10349
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
米田 隆 金沢大学, 融合科学系, 教授 (60313649)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 3Dオンライン診療 / 人工知能 / 仮想現実 / デジタル医療 / オンライン診療 / PHR / AI / VR |
研究開始時の研究の概要 |
早期発見、早期介入が重要も、低受診率の糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病において、AI健康アプリを用いて、個人の行動変容を促進するというデジタル医療の確立してきたが、Personal Health Record(PHR)に加え、AI、IoT、VR、5Gを活用した3Dオンライン診療を導入、成果k津習慣病の重症化予防に係るエビデンスを証明し、新たなデジタル医療システムの構築を行う。
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研究実績の概要 |
糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病は、早期発見、早期介入が重要であり、無症状や受診負担のため、低受診率であり、手遅れになることが社会的問題になっている。AI健康アプリを用い、個人の行動変容を促進するというデジタル医療を確立してきた。 本研究では、このAIアプリをさらに改良し、Personal Health Record(PHR)だけでなく、AI、IoT、VR、5Gを活用した3Dオンライン診療法を導入、糖尿病、高血圧症や脂質異常症などの重症化予防に係るエビデンスを証明し、新たなデジタル医療システムの構築を目的とすることである。昨年度は、このシステムのプロトタイプを作成し、研究プロトコールを作成、倫理委員会提出準備まで行い、臨床研究対象者を35名までリクルートしていた。今年度は、臨床研究を実施する予定であったが、プロトタイプでの臨床研究は、現状では法的に問題ありとのことで、プロトコールを改訂し、現実に臨床研究可能な形で行った。135名を対象に食事療法における前方視的介入(食べた食事を評価し介入という形でなく、食べる前に何を食べるかという介入)をタンパク質摂取量という観点からおこなった。平均-3.5kgの体重減少、糖尿病患者40名においてはHbA1c-0.5%低下という結果であり、この介入方法の有用性が確認できた。また、新たなプロトタイプシステムとして、全体像から腹囲測定やアバター作成など新しい技術応用の可能性を検討し、可能性があることが判明した。手術における、3D遠隔診療の可能性としてHoloeyes社などとの共同研究も始まった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の臨床研究は、法的に問題あるも、プロトコール改定で乗り切った。
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今後の研究の推進方策 |
今回の研究成果をもとに、規制改革ができないか、厚労省などと検討。 新たなデジタル技術を導入した介入方法での臨床研究の可能性の検討。
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