研究課題/領域番号 |
21K10357
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
佐藤 准子 順天堂大学, 医学部, 助教 (60542321)
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研究分担者 |
阿部 高志 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 准教授 (00549644)
谷川 武 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (80227214)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 日中の眠気 / 医学生 / 生活習慣 / 主観的眠気 / 客観的眠気 |
研究開始時の研究の概要 |
医師に対する睡眠・休養教育は、医師自身の健康確保のみならず国民への安心・安全な医療サービス提供のためにも重要である。そこで本研究は、医学生の睡眠・休養教育に着目した。医学生は日中の眠気を起こす頻度が高いと報告されているが、医学生に対する睡眠・休養教育は十分に行われておらず、その根拠となるエビデンスは限定的である。また、医学生に対する睡眠・休養教育は、卒業後、長時間労働に従事する研修医への卒前教育として有用である。本研究は、①医学生における生活習慣と日中の眠気に関するアンケート調査、ならびに②詳細な生活習慣と客観的眠気の検証を行うことで、医学生の睡眠・休養教育に資するエビデンスの提供を目指す。
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研究実績の概要 |
令和5年度(2023年度)は、新たに110名の医学生に主観的眠気や生活習慣を含むWEBアンケートならびに客観的指標として覚醒度テスト(Psychomotor Vigilance Task : PVT)・時計型加速計測定を実施し、今年度ならびに令和3年度(2021年度)・令和4年度(2022年度)に実施した生活習慣と主観的眠気に関するWEBアンケートの集計ならびに解析を実施した。回答のあったのは合計335名(男性53.6%、女性46.4%)、日中の過度な眠気(EDS:Excessive Daytime Sleepiness:ESSの合計点数11点以上を定義)については36.4%であり、医学生のEDSの割合が顕著に高いことが明らかとなった(日本の地域住民を対象とした先行研究では20代のEDSは男性10.8%、女性11.5%)。EDSを従属変数、生活習慣の各要因を独立変数として医学生のEDSに及ぼす要因について年齢・性別・BMIで調整して多変量調整ロジスティック解析を用いて検討した結果、多変量調整オッズ比(95%信頼区間)はアルバイト後の疲労なしを1とした際、疲労ありは3.56(1.55-8.21)、部活動は運動部以外を1とした際、運動部は2.67(1.24-5.74)であった。 また睡眠時間6時間未満/6時間以上で層別した結果、6時間以上では有為な関連は認めれられなかったが、6時間未満の場合、アルバイト後の疲労度2.37(1.51-6.67)ならびに運動部は5.77(1.35-24.78)と有為な関連が認めれた。客観的指標を用いた詳細な検証も実施中であり、対象者を更に増やして調査実施の準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は被験者を増やしてアンケートの集計・解析を進めるとともに、客観的指標を用いた検証も進めて、学会発表する予定であったが、学生のリクルートが当初の予定通りに進められなかった。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度(2024年度)は引き続き客観的な指標も用いて医学生の日中の眠気と詳細な生活習慣との関連について検証するため、被験者数の確保に努める予定である。また国内外での学会発表・論文化を進める。
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