研究課題/領域番号 |
21K10372
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
近藤 猛 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20787840)
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研究分担者 |
錦織 宏 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10463837)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | デジタルテクノロジー / AI / デジタル格差 / デジタル介護 / インクルーシブデザイン / 医学教育 / ユーザーエクスペリエンス |
研究開始時の研究の概要 |
コロナ禍の下、教育現場にデジタルテクノロジーが急速に導入され、遠隔授業・反転授業、新たな学習者分析、大学間の交流促進など多くの可能性が広がった。一方でこのような急速なデジタル化はそれに取り残される教職員も生み出した。しかし、そのような取り残された教職員の苦悩の中にこそ、誰もが参加出来る教育環境をつくるためのヒントがあると言える。そこで、本研究では医学部においてテクノロジーについていけないと感じた教職員がどのような苦悩を感じたかを探求する。
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研究成果の概要 |
全国82の大学医学部のテクノロジーの導入により特に苦悩を抱えている教職員にアンケート調査を行い、66/82大学の教職員から回答を得た。また、そのうち17名に個別インタビューを行い質的な分析を行った。併せて同時期に急速に普及し多くの教職員にも影響を及ぼしたAIに関する調査も実施し、論文としてNagoya Journal of Medical Scienceに掲載された。同研究は欧州医学教育学会でも採択され発表予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は医学教育の分野において、今までの研究において学生に主に焦点が当てられ、あまり焦点が当てられていなかった教員の、デジタルテクノロジーによる負担について明らかにすることが出来た。また附随する研究によりAIによる負担軽減の可能性や評価票などの工夫による負担軽減や教育効果向上の可能性があることも示すことができた。 これにより、医学教育学の研究において新しい関心領域を開いただけでなく、医学教育の現場における過度な負担を避けながらの教育の向上するための道を開いた。
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