研究課題/領域番号 |
21K10386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構水戸医療センター(臨床研究部) |
研究代表者 |
堤 悠介 独立行政法人国立病院機構水戸医療センター(臨床研究部), なし, 医長 (50627320)
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研究分担者 |
土谷 飛鳥 東海大学, 医学部, 准教授 (20530017)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 病院前救急 / ドクターヘリ / ドクターカー / エビデンス診療ギャップ / プレホスピタルケア / 病院前診療 / システマティックレビュー / メタアナリシス |
研究開始時の研究の概要 |
近年ドクターヘリ・ドクターカー導入推進により、救急患者に対する医師の病院前診療が可能になってきているが、最大限効果を得るためにはエビデンスに基づく適切な診療戦略が不可欠である。そこで本研究は、まず医師の病院前救急診療に関連する研究を系統的に集積し、網羅的文献データベースを構築する。これをフリーアクセス化し多数の臨床医・研究者と共有することで、同時多発的にシステマティックレビューを行い、エビデンス提示を推進する。最終的に提示されたエビデンスを既存のリアルワールドデータの症例データと比較検証し、エビデンス・診療ギャップを明らかにすることで、より適切な病院前診療戦略の確立に貢献できる。
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研究実績の概要 |
本研究は医師の病院前救急診療に関する文献を網羅的に検索・集積するシステマティックレビューによるエビデンス提示を促進し、その結果をリアルワールドデータと比較検証をすることで、エビデンス・診療ギャップを明らかにするものである。2023年度は、前年度に引き続き、複数の研究協力者とともに下記の通り病院前救急診療に関するシステマティックレビューおよびリアルワールドデータの解析を行った。 1. 小児救急患者に対するHelicopter Emergency Medical Service(HEMS)の治療効果に関するシステマティックレビューを完了し、論文投稿中である。なお、この間査読者の指摘により、文献の再検索と再解析が必要となり時間を要した。 2. HEMSの医学的効果について様々なエビデンス集積を行った。その結果、外傷患者においては予後改善が期待できるものの、オーバートリアージが問題となっている現状が明らかになった。また急性冠症候群や脳卒中に対しては搬送時間短縮が期待できる可能性が示唆された。詳細は今後ドクターヘリテキストの内容の一部として出版予定である。 3. 今後のエビデンス診療ギャップの解明に用いるリアルワールドデータである全国ドクターヘリレジストリ(JSAS-R)について、昨年度と同様に最新データの記述的解析を進めデータの把握を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
1)1つのシステマティックレビューを完了させたものの成果の発表に時間を要し、再検索・解析を必要とした。そのため、他のシステマティックレビューの進行が遅延している 2)リアルワールドデータで検証可能なエビデンス診療ギャップの文献的抽出に時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
スコーピングレビューなど様々なエビデンス集積方法を用いてエビデンス診療ギャップの抽出・提示を目指す。また、抽出されたエビデンス診療ギャップのリアルワールドデータでの検証も進めていく予定である。
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