研究課題/領域番号 |
21K10447
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
安光ラヴェル 香保子 高知大学, 医学部, 特任助教 (60598522)
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研究分担者 |
高橋 秀俊 高知大学, 医学部, 特任教授 (40423222)
菅沼 成文 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 教授 (50313747)
栄徳 勝光 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 講師 (50552733)
小松 静香 高知大学, 医学部, 特任助教 (50886413)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 感覚処理 / 小児 / コホート調査 / 質問票調査 / 感覚過敏 |
研究開始時の研究の概要 |
発達障害を持つ児の多くが抱えている感覚処理の問題は定型発達児でもある程度認められ不登校や無断離席等の一因となっている可能性が高い。従って小児一般集団において感覚処理の実態を把握することは、家庭や学校で問題を抱える児の早期支援に必要な感覚環境整備のために極めて重要である。 本研究では、小学2~5年生児とその保護者それぞれに感覚処理に関する質問票調査を実施し、一般集団における感覚処理についての傾向・保護者の認識との相違を解明する。また、環境省の出生コホート「エコチル調査」の高知県参加者約6500組の親子に対し本研究を実施し、既存のデータと突合し、病因解明・感覚処理の変化等について縦断的な分析を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は、より早期で効果的な環境整備・発達支援を目指し、高知県の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の参加親子6500組を対象に、感覚処理(SP)に関する質問票調査を実施するものである。保護者と児童本人に質問票調査を実施することで、児自身の感覚の問題を浮き彫りにし、同時に、保護者による児の感覚に関する認識とのギャップ・観察の背景となる保護者自身のSPの傾向・児の問題行動の原因等を解明することを目的とする。エコチル調査の追加調査として実施することについては環境省の承認を取得した。また、すでに「感覚プロファイル短縮版」にて調査を実施しているスウェーデン・ヨーテボリ大の研究者と同質問票調査について打ち合わせ(3回)を実施した。感覚過敏についてのスウェーデンの研究協力児の質問票については11歳以上が対象であるため、9歳ー11歳未満の対象児でも調査実施が可能かどうか確認をするため、2023年度に高知大学医学部附属病院にてパイロット調査を行い妥当性と信頼性を検討する計画していたが、コロナ禍、日々の診療現場への負担となることを避けるため実施を見送った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
高知大学医学部附属病院来院者15名を対象にパイロット調査を実施する計画について検討をしたが、コロナ禍、診察現場への負担が大きいと判断した。
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今後の研究の推進方策 |
2024年7月末までに参加者へ郵送する資料(説明文書・質問票)を確定。8月中に高知大学医学部の倫理審査申請を実施する。その後、9-10月に「感覚プロファイル短縮版」を用い質問票を郵送する。データクリーニング・データ解析は2025年2月頃に実施する。
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