研究課題/領域番号 |
21K10470
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
神田 秀幸 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (80294370)
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研究分担者 |
宮崎 亮 島根大学, 学術研究院人間科学系, 准教授 (20531908)
絹田 皆子 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (20895297)
久松 隆史 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (60710449)
津村 秀樹 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (70636836)
福田 茉莉 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (70706663)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | eスポーツ / 高校生 / 健康実態 / 健康管理 / 健康 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、高校生eスポーツアスリートと同じ高校に通う他部所属の高校生と比較することによって、高校生eスポーツアスリートの身体的・精神的な健康実態を、横断的および縦断的な疫学調査によって明らかにすることを目的とする。 1)高校生eスポーツアスリートの健康状態を明らかにする。 2)横断的評価にて、高校生eスポーツアスリートの健康影響の頻度や特性を明らかにする。 3)縦断的評価にて、高校生eスポーツアスリートの健康影響や健康行動の変化を解明する。
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研究成果の概要 |
eスポーツは、若者の中心に世界規模で広がりをみせている。本研究は、高校eスポーツ部に所属する部員(高校生eスポーツアスリート)と同じ高校に通う他部員を対象として、高校生eスポーツアスリートの心身の健康状態の実態を明らかにした。 eスポーツ部のある高校に所属する男子生徒180人を対象とした。このうち、eスポーツ部員66人、eスポーツ部以外の部活動参加あり84人、部活動参加なし30人の3群に分類し、身体活動量、ゲーム障害の評価、ゲーム時間等を検討した。 高校生eスポーツアスリートは、長時間ゲームをプレイし、身体活動量は低く、筋力が弱く、やせ・肥満の割合が多い傾向にあることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
eスポーツは若者の中心に世界規模で広がりをみせている一方で、国際疾病分類(ICD-11)ではゲーム障害が依存症・行動嗜癖の新たな疾病概念となった。心身の発達段階にある高校生では、身体的・精神的な健康影響が懸念されている。本成果は、高校生eスポーツアスリートにおいて、初めて心身の健康実態を明らかにした。今後のeスポーツ競技人口の急増に合わせ、健康管理の視点から重要な学術的・社会的意義を示していると考えられる。
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