研究課題/領域番号 |
21K10480
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
大場 延浩 日本大学, 薬学部, 教授 (90728677)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 薬剤疫学 / 健診データ |
研究開始時の研究の概要 |
わが国の大規模レセプトデータと検査値を含む健診データの両方を用いて、スタチン非使用者に対するスタチン使用による眼科疾患の発症のリスクを明確にする。本研究は、脂質異常症の合併症発生に関するリスクを明らかにするので、これは生活習慣病治療薬の有効性や安全性の評価への応用が期待される。
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研究実績の概要 |
わが国の健康診断のデータをデータベース化した健診データの利用可能性については、十分に検討されていない。そこで、健診データとレセプトデータがリンクした商用データベースを取得し検討することとした。 健診データから脂質異常症の定義を満たす集団を、研究対象の集団として特定することが可能であった。脂質異常症の定義を満たす日をindex dateと定義し、index dateにおける合併症や併用薬に関する背景情報の取得のため、それ以前に過去6ヶ月間の記録のあるものに対象集団を制限する。アウトカムや合併症、併用薬を用いるコードを定義し、脂質異常症の集団における性・年齢や合併症や併用薬の使用などに関する観察開始時点における情報を集計することが出来た。また、健診データから、薬の非使用者の定義が可能であったので、脂質低下薬が非使用の集団を用いて、脂質低下薬の使用とのイベント発生との関連についての単純な粗解析を行うことができたので、今後は、さらに複数の交絡因子を調整した解析を行う予定である。 イベントについては、レセプトデータに含まれる診断に加え、薬の使用によって定義が可能かについて検討を行い、具体的にアウトカムを定義することを予定していたため、今回のデータにおいても以前の検討結果を踏まえ、眼科に関する手術などを特定する前に、別の薬剤における血中濃度の測定に関する情報を取得し、検査や手術に関する情報について取得可能性について確認した。アウトカムについては、眼科疾患に関する診断に加え、手術について特定し、検討する予定である。 レセプトデータを用いて血中濃度測定に関する検査の実施とアドヒアランスについても検討が可能であったので、これについては成果を論文として報告することが出来た。今後、脂質異常症の基準を満たす集団における眼科疾患との関係について最終的な解析を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
健診データを用いて、脂質異常症の定義を満たす脂質低下薬の非使用者を対象集団として特定することができ、非使用者と脂質低下薬のベースライン情報を取得し、薬の使用とイベント発生との関連について、最終的な解析を行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
現在までに、脂質異常症の基準を満たす脂質低下薬の非使用者と使用者の集団を特定し、眼科疾患との関連についての粗解析まで実施できているので、今後は、さらに複数の交絡因子についての調整を行い、研究成果をまとめる予定である。
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