研究課題/領域番号 |
21K10485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
奥田 真珠美 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (40531091)
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研究分担者 |
藤野 哲朗 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (00867400)
間部 克裕 独立行政法人国立病院機構函館病院(臨床研究部), 臨床研究部, 客員研究員 (10596654)
菊地 正悟 愛知医科大学, 医学部, 教授 (40224901)
垣内 俊彦 佐賀大学, 医学部, 病院講師 (50737864)
加藤 元嗣 独立行政法人国立病院機構函館病院(臨床研究部), 臨床研究部, 院長 (60271673)
梶 恵美里 大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (80869602)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 中学生 / ピロリ菌検査 / 全国調査 / スクリーニング検査 / 除菌治療 / マニュアル / ピロリ菌 / 検診 / 胃癌予防 / ピロリ菌検診 / 胃がん予防 |
研究開始時の研究の概要 |
(1)中高生ピロリ菌検診と除菌治療の実施状況と具体的な実施方法についての全国調査: 全国自治体に対して実施の有無、検診対象学年、一次検診法と結果の通知方法、精密検診方法、除菌治療を実施する場合は治療レジメと期間などの調査を行い、実態を把握する。 (2)中高生に対する除菌治療の有効性と安全性の後ろ向き観察研究 実施自治体と連携し、中高生に対する除菌治療の有効性と安全性の後ろ向き観察研究を行う。匿名化したうえで調査を行い、年齢、性別、消化器症状の有無、内視鏡検査実施の有無、除菌治療薬剤、治療日数、除菌の成否、副作用の有無(自己申告あるいは記録方式など副作用情報の収集を含む)を調査する。
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研究実績の概要 |
中高生ピロリ菌検診と除菌治療に関して、全国調査を準備中である。調査対象となる全国自治体の担当者がコロナ禍で、調査に対応できないことを考慮して、コロナ禍が落ち着く時期を待っていた。タイミングを見てアンケートを実施する。 アンケートができない状態であったので、連携可能な実施自治体と問題点の共有や議論を行なった。一次検査(スクリーニング)として実施している、尿中ピロリ菌抗体の偽陽性が多く、陽性的中率が15から40%程度になっており、二次検査を行なっても感染者がほとんどいなかった。これまでの検討では陽性的中率は60から80%であったため、尿中ピロリ菌抗体検査を販売している試薬メーカーに報告を行い、原因の特定を行なっていただいている。 二次検査も陽性である受検者をピロリ菌感染者とし、希望者に除菌治療を行うが、除菌治療薬であるクラリスロマイシン耐性が除菌不成功となる主な原因である。クラリスロマイシン耐性の有無は通常、上部消化管内視鏡検査による、胃組織培養検査で実施する。しかし、中高生に対するピロリ菌検査では治療前に内視鏡は実施しない。便を用いた、ピロリ菌のクラリスロマイシン耐性遺伝子の検出の検討を行ない、実用可能出ることを確認した。 全国調査実施にさきがけて、「中学生ピロリ菌検査と除菌治療 自治体向けマニュアル」の作成を行なった。日本ヘリコバクター学会理事のパブコメを受けて、同学会ホームページで公開した。今後、自治体調査を実施するときに調査文書に同封する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍で全国自治体へのアンケート調査は実施できていないが、マニュアルの作成や問題点について検討が進んでいる。一部は解決のための良い方法が実施できると考える。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍で実施できなかった、全国自治体への中高生ピロリ菌検診と除菌治療のアンケート調査を実施する。 この間、作成を行なった自治体向けマニュアルの配布と普及を行なっていく。
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