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2型糖尿病の遺伝的スコアと合併症、癌、がんゲノムとの関係

研究課題

研究課題/領域番号 21K10489
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関東北大学

研究代表者

北島 秀俊  東北大学, 未来型医療創成センター, 助教 (60846799)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード糖尿病 / 2型糖尿病 / がん
研究開始時の研究の概要

本研究は、2型糖尿病の遺伝的スコアを用いて合併症や癌との因果関係を検討し、さらに癌組織のゲノムとの関係も検討するものである。
まず、東北メディカル・メガバンク計画の一般住民集団にて、糖尿病性合併症や癌を対象とした2型糖尿病の遺伝的スコア解析を行う。そして、東北大学病院のクリニカルバイオバンクに取集される癌の全ゲノムシーケンシングを用いて、癌組織のがんゲノムを対象とした2型糖尿病の遺伝的スコア解析を行い、2型糖尿病の遺伝的スコアと合併症、癌、がんゲノムとの関係を検討する。

研究実績の概要

糖尿病は、網膜症、腎症、神経障害、冠動脈疾患、および脳血管障害などの合併症のリスクが増加するばかりではなく、癌のリスクも増加することが報告されている。また、近年のGWAS (Genome Wide Association Study)の躍進にともない、2型糖尿病や血糖関連値では少数の強い効果を持つ遺伝子の変異ではなく、各々の遺伝的な影響が小さい数百個以上の多数のSNPにより遺伝要因が形成されていることが明らかになってきた。
本研究は、観察研究にて欧米人に比べ糖尿病症例の癌罹患リスクが高いと報告されている東アジア人において、2型糖尿病、ならびに血糖関連値の遺伝的スコアと合併症や癌との関係をPolygenic risk score解析やメンデル無作為化(MR)解析を用いて検討することを目的とした。
当初は、東アジア人の2型糖尿病のメタGWAS(Spracklenら、Nature, 2020)で全ゲノムレベルの優位な相関が報告された遺伝子領域のlead SNVを操作変数とし、その要約統計量を暴露項目とすることとしていたが、非糖尿病検体の血糖関連値を対象としたメタGWAS(Chenら、Nat Genet, 2021)も報告されたため、それらのlead SNVと要約統計量も使用することとした。
今年度は、解析環境を整備しつつ、アウトカムの要約統計量として、東アジア人の合併症、癌、リスク因子のGWASの公開要約統計量を利用するtwo-sample MR法に取り組んだ。まず、inverse variance weightedモデルを用い、sensitive analysisとして、weighted medianモデル、mode-basedモデルなどを検討しているところである。

報告書

(1件)
  • 2021 実績報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2022-12-28  

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