研究課題/領域番号 |
21K10541
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
楠 潤子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (30554597)
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研究分担者 |
眞嶋 朋子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (50241112)
増島 麻里子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (40323414)
池崎 澄江 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (60445202)
藤澤 陽子 千葉大学, 医学部附属病院, 看護師 (30400857)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 補完・代替医療 / がん患者 / 専門職教育 / がん看護 / 看護教育 / 看護継続教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、がん患者に効果的なCAM利用支援を行うための看護継続教育に必要な要素を明らかにし、教育プログラムを作成・実施し、その効果の検証を目指す。具体的には以下のとおり4年間で研究を進める。令和3年度:がん患者に効果的なCAM利用支援を行うための看護継続教育に必要な要素を明示する。令和4年度:がん患者に効果的なCAM利用支援を行うための看護継続教育プログラム案を作成し、実施可能な教育プログラムとして明示する。令和5年度:がん患者に効果的なCAM利用支援を行うための看護継続教育プログラムを実施する。看護継続教育プログラムを検証する。令和6年度:看護継続教育プログラムを検証する。
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研究実績の概要 |
令和4年度は当初計画をやや変更し、以下について研究を進めた。 1)文献レビューの継続:令和3年度に引き続き、補完・代替療法にかかわる文献、特に患者の意思決定に影響する医療専門職の態度、患者と専門職のコミュニケーション、専門職教育についての文献レビューを行った。その結果、昨年までのレビューにおいて示された文献上の課題(医療専門職者のCAMに関する知識不足、患者とのコミュニケーション不足)に加え、欧米諸国の医療専門職教育資源が、本研究が開発を目指す、がん患者への効果的な補完・代替療法利用支援に向けた看護継続教育プログラムの参考になりうることが検討できた。 2)エキスパートレビューに備える教育プログラム骨子の検討:当初計画では、専門看護師および認定看護師に、がん患者への補完・代替療法利用支援における実践経験および課題、一般看護師に対する教育・コンサルテーションの実態および課題等を抽出するためのインタビュー調査を行う予定であった。しかし、継続している文献レビューの結果および研究者の先行研究成果を統合することで、教育プログラム骨子案を作成することが可能であるかを検討した。結果、教育プログラムの対象や教育の場を特定すること以外に、補完・代替医療を利用するがん患者の病みの軌跡に沿って必要なタイミングで適切に支援できることを視野にいれた教育プログラムの考案が重要であると考えられた。 3)先行研究成果の公表:補完・代替療法に関する支援への研究者・実践者間コミュニケーションを図るため、補完・代替療法を利用するがん患者への看護実践に関する研究者の先行研究について、国外雑誌への論文投稿を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
計画では、令和4年度は専門職インタビュー調査に基づいて教育プログラム案を作成し、エキスパートレビューを実施することとなっていたが、専門職インタビュー調査に代えて、引き続き文献レビューを継続することによって教育プログラム案を作成することに研究計画を変更した。また、実施した文献レビューを活用して先行研究成果の公表活動を行った。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度までに実施した文献レビューの成果と先行研究成果により、教育プログラム案の作成とエキスパートレビューを実施する。
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