研究課題/領域番号 |
21K10547
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
熊谷 たまき 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 教授 (10195836)
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研究分担者 |
樫本 直樹 産業医科大学, 医学部, 准教授 (20622533)
土師 俊子 (服部俊子) 大阪公立大学, 大学院都市経営研究科, 准教授 (50609112)
安部 彰 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (60516847)
藤村 一美 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (80415504)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 臨床判断 / 臨床推論 / 看護基礎教育 / 文献研究 / 調査研究 / 看護教育 / 教育実践 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、「臨床判断はどのような能力なのか」「どうすれば臨床判断を涵養できるか」という問いについて、あらためて網羅的に文献を精査し、まず先行する臨床判断研究における問題関心の異なりを通時的かつ共時的な分析により詳らかにする。これと並行し、看護基礎教育課程における「臨床判断」に関する教育実践の実態を調査研究から捉える。その上で、抽出したそれらの関心および概念理解の整理と分析を通じて、これまでの臨床判断研究の総体的な見取り図を示すとともに、先行研究の問題点と今後、看護学の基礎看護学教育課程において、どのような教育が望ましいのかに応答する。
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研究実績の概要 |
本研究は、看護基礎教育ににおいて看護学生に修得することが求められる臨床判断力について、どのような教育の取り組みが行われているのか、また多様に理解されている「臨床判断」の定義とは、という2つの研究の問いを立てた。この問いに対して、まず、看護系大学の看護基礎教育課程における教員が臨床判断力の捉え方を知ること、そして文献研究から社会的背景を踏まえて看護教育に関する国内の歴史的文脈から、臨床判断力が看護教育においてどのような視点をもって行われているのかを明らかにすることを本研究の目的としている。 今年度はオンラインと対面による会議をもち、オンライン会議では主にインタビュー実施後しインタビュー内容について意見を交換した。対面での会議では、実施したインタビュー全体の検討と課題の焦点化を図り、今後の研究の進め方の具体を共有した。 文献研究においては、基礎教育における看護過程の教育に関する導入から推移について、臨床判断・臨床推論が重要視されている背景について、文献調査から現時点で把握した内容を学会で報告した。また、看護系大学における教員を対象にインタビュー調査を実施し、看護過程を用いた教育指導における臨床判断との関係など、臨床判断力・臨床推論力・看護過程等についての教育の実際と、これらに対する認識や考えについてたずねた。 インタビュー調査は看護系大学10教育機関の教員12名から協力が得られた。次年度は実施したインタビュー調査について検討と文献研究を進め、関連する学術集会等で成果として報告する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年度までの検討を踏まえて、今年度も臨床判断・臨床推論に関する理論的・実践的研究と看護過程の導入の歴史的背景等についての文献調査を行い研究メンバー間で意見交換し検討を重ねた。文献研究の検討内容を踏まえてインタビュー調査を実施した。インタビュー調査の実施に今年末までの時間を要したため、各々のインタビュー内容については個々のインタビュについては意見を交換したが、全インタビューに関する比較検討等の取り組みが遅れている。次年度は、インタビュー調査の結果を踏まえて質問紙調査に取り組む予定としている。研究の進捗としては今年度もやや遅れている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
これまでと同様に今年度も定期的に会議を開催し、研究メンバー間で研究課題の検討し研究を遂行する。次年度はインタビュー調査の分析を進めることを優先に取り組む。同時に、文献調査による検討結果と並行し、照らして研究課題について検討を重ねる。本年度は中間報告として学会発表したが、インタビュー調査から得られたデータを解析して研究メンバー間で議論を重ね、成果として学術集会に発表する計画である。加えて配票調査の実施を検討する予定である。
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