研究課題/領域番号 |
21K10550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
塩見 理香 高知県立大学, 看護学部, 助教 (70758987)
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研究分担者 |
田井 雅子 高知県立大学, 看護学部, 教授 (50381413)
畦地 博子 高知県立大学, 看護学部, 教授 (80264985)
藤代 知美 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (60282464)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 自閉症スペクトラム障害者 / 訪問看護 / 地域生活 / 自閉症スペクトラム症 / 自閉症スペクトラム症者 / 訪問看護ケア |
研究開始時の研究の概要 |
成人期の自閉スペクトラム症者(以下当事者)は、障害の特性から「生きづらさ」を抱えている。2011年には発達障害者に自立支援医療が適応され、発達障害のみでの訪問看護が可能となり、訪問看護を利用しながら地域生活を営んでいる当事者が存在する。今回の研究は、当事者の地域生活を支援する訪問看護師の看護ケアに着目し、訪問看護師教育プログラムの作成に取り組む。具体的には、当事者の独自の対処方法をストレングスと捉えることや、障害特性に起因する自我を支える看護ケアを内包する。
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研究実績の概要 |
「成人になって診断をうけた自閉症スペクトラム障害者の地域生活を支えるための訪問看護」をテーマに訪問看護師にインタビューを実施した。その結果【脆弱な自我を整える支援】【対象者のニーズに応じた支援者の選定と協働】【対象者のこだわりを活かした日常生活支援】【重要他者および他者の気持ちを汲み取る支援】【対象者の特性から生じる強みと弱みを活かした就労支援】【対象者が自から選択できるように支援】の6つのカテゴリーが抽出された(ここでは自閉症スペクトラム障害者を対象者とする)。【脆弱な自我を整える支援】としてまず、生育歴などの情報から対象者を捉え、そこから不安への傾聴や体験を重ねることでできることを増やし自信に繋げていくことを行なっていた。【対象者のニーズに応じた支援者の選定と協働】として、対象者のニーズによって訪問看護ステーションなどの施設内の他職種や他機関の他職種またインフォーマルな支援者が訪問したり協働したりすることでニーズに対応していた。【対象者のこだわりを活かした日常生活支援】として、自閉症スペクトラム障害(以下ASD)の特性から食事、掃除方法や入浴方法、生活リズム、服薬管理方法などを一緒に考えていた。【重要他者および他者の気持ちを汲み取る支援】として重要他者である母親や父親または、周囲の人々の気持ちの捉え方や捉え方のズレを修正し、対人関係を円滑にできるように支援していた。【対象者の特性から生じる強みと弱みを活かした就労支援】としてASDの特性から継続可能な就労先の選定だけではなく、対象者の希望を取り入れながら継続できるように関係者と協働して支援していた。【対象者が自ら選択できるように支援】として対象者が意思決定をすることが困難な時は、情報や選択肢を提供し対象者が決定することができまで待つ姿勢で対応していた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究協力者から新型コロナウイルス感染拡大にて業務の多忙を理由にインタビューの延期の依頼によりリモートインタビューも延期したケースがあった。そのためインタビュー実施が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
フィールドを拡大していくことで研究協力者を増やし、地域生活を営む自閉症スペクトラム障害者の訪問看護のケアを明らかにしていく。
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