• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

看護教員が教育経験を省察しながら育つ「教えることを学ぶ」プログラムの開発と検証

研究課題

研究課題/領域番号 21K10556
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関福岡国際医療福祉大学

研究代表者

大池 美也子  福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 教授 (80284579)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2022年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード看護教員 / リフレクション / プログラム開発 / 教育経験 / 省察
研究開始時の研究の概要

多くの大学看護教員は、どのように教えるかを学習しないまま教える立場に従事している。教育学の学術的理論を学んでも、日々の教育実践のなかで蓄積された実践知に気づく機会は少ない。看護学教育の質を高め、看護教員としての専門性を発揮していくには、教育実践の経験や課題を自ら探求し「教えることを学ぶ」必要がある。本研究の目的は、「教えることを学ぶ」に着目したコルトハーゲン(Korthagen Fred A.J.)によるリアリステックアプローチを活用しながら、看護教員の教育経験に関する省察を行うことであり、また、その省察を「教えることを学ぶ」プログラムの構造ととらえながら、プログラムを開発することである。

研究実績の概要

1.教員のリフレクションに関する文献収集を行った。リフレクションは、1970年以降か教員教育において着目され、教員は意思決定者としての立場から意味を構築するリフレクテイブな専門者へと移行したという史的経緯が明らかになった。リフレクションは、Dewey J.やSchon D.A.によって説明されているが、さらにF. Korthagenによって、教員教育としてのリフレクションプログラムが構築されていた。F. Korthagenによるリフレクションプログラムは、我が国の学校教育において徐々に広がりつつあり、教育のリアリステイック・アプローチとして具体的なプログラムが紹介されていた。一方、看護教育では、リフレクションの紹介はあるが、その定義やプログラムについて教育実践に活用できる具体性のある報告はなかった。文献を通してF. Korthagenによるリフレクションプログラムを看護教員の教育に反映させていく本研究の意義が確認された。これらの内容はリフレクションに関する文献的考察として論文化する予定である。
2.リフレクションプログラム開発に向けて、13名の看護教員に対するインタビューを教育実践の経験に関する5項目で行った。それには、①自己の臨床経験を教育活動に反映させている、②経験のある先輩看護教員やメンターとなる他教員からのサポートがある、などがあった。教育実践に留まらない豊富な経験があった。リフレクションの学びを進めるにあたって、文献では教育実践に焦点化する傾向であった。しかし、リフレクションプログラムの開発には、教育実践に留まらず、教員が所属する組織など多様な経験を含めて取り上げていくことが確認にされた。また、多様な経験を取り上げることによってF. Korthagenによるコアリフレクションといえるものが抽出できることが考えられた。以上の結果について今後は論文化をする予定である。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi