研究課題/領域番号 |
21K10565
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 宝塚大学 |
研究代表者 |
北島 洋子 宝塚大学, 看護学部, 教授 (90582875)
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研究分担者 |
細田 泰子 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (00259194)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 新人看護師 / トランジション / 職場適応 / オンライン学習 / 学習プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、新人看護師のスムーズな職場への適応を促進し、リアリティショックや早期離職を防ぐために、Transition Theoryを基盤として、新人看護師の職場適応に関連する要因と学習ニーズを明らかにし、学生から看護師へのトランジションを促進するためのオンライン学習プログラムを開発することを目的とする。新人看護師のトランジションの関連要因の検討、トランジションに関する学習ニーズを明らかにし、その成果をもとにトランジションを促進する知識を包含するオンライン学習プログラムの開発する。作成した学習コンテンツは新人看護師が自分のペースで学習することが可能なリソースとして研究終了後に公開する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、新人看護師を対象に、学生から看護師へのスムーズなトランジションを支援し職場適応を促進するためのオンラインによる学習支援プログラムを開発することである。 当初2021年度に予定していた対面による病院看護師とのインタビュー調査を、COVID-19感染拡大状況下にあったため中止し、2022年度、オンラインによる自由記述式のアンケート調査に変更し実施した。 調査の対象は2021年度に新規採用され2年目を迎えた看護師を対象に、2022年8月から12月の時期に、オンラインアンケートツールを使用した調査を実施した。依頼状送付先は300床以上の一般病床を有する933施設から無作為抽出した81施設であり、22施設から調査協力を得た。調査内容は1年目を振り返ってのトランジションに関する学習ニーズの調査であり、新人看護師35名、教育指導者20名から調査協力を得た。 新人看護師調査の結果からは、新人看護師の特徴として、看護技術や専門分野の知識に関する学習機会を必要としており、特に採血や医療機器の取り扱いに関する学習ニーズが高く、新人看護師は同期との交流の機会、先輩との交流の機会といった支援を必要としていることが明らかとなった。教育指導者は、臨床で必要な看護技術だけでなく、多重課題への対応力や、臨床判断などの思考力、社会人基礎力や接遇マナーなどの基本的なスキルやコミュニケーション能力に関する研修の必要性を感じていることが明らかとなった。 2023年度は、本研究結果を関連する学会において報告するとともに、本研究結果をふまえたオンラインによる学習支援プログラムの内容を吟味し、プログラムを構築し、その後、プログラムの実施と評価を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年度、COVID-19感染拡の状況下における臨床の混乱を考慮し、当初計画していた対面のインタビュー調査から計画変更し、2022年度に実施予定としたオンラインによるアンケート調査は計画通り完了した。しかし調査は新人看護師の入職時期に合わせる必要があるため、必然的に当初計画より1年周期で遅くなる。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、本研究結果を関連する学会においてアンケート調査結果を報告するとともに、この研究結果をふまえてオンラインによる学習支援プログラムの内容を吟味し、本年度中にプログラムを構築する。 COVID-19が5類感染症に移行したことから、今後は対面による新人看護師研修も再び盛んに行われるようになる可能性があり、オンラインのプログラムの必要性が薄まる可能性があるが、自己学習ツールとして汎用性の高いプログラムの構築を目指し、2024年度にプログラムの実施と評価を行う。
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