研究課題/領域番号 |
21K10569
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
恩幣 宏美 群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (20434673)
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研究分担者 |
山崎 千穂 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (20506422)
荒井 洋子 獨協医科大学, 看護学部, 講師 (60406238)
日詰 慎一郎 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (90386540)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | キャリア発達 / 看護職員 / 多様性 / キャリア開発 / プログラム開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は看護職員に対する多様性を活かしたキャリア開発プログラムを開発し、患者側・看護師側・病院組織側の3側面から効果を検証する。研究は5年計画であり、第1段階(1~3年目)は、①質的研究によるキャリア発達モデル、②横断的研究によるアウトカム評価のキャリア発達測定尺度、③多様性を活かした効果的なキャリア開発プログラム提供内容の検討を実施する。第2段階(4~5年)は、第1段階の結果から看護職員に対する多様性を活かしたキャリア開発プログラムの開発と運用を行い、プログラムによる短期的効果を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、多様性を活かしたキャリア開発プログラムにおける看護職員のキャリア発達の効果を検証することである。研究計画としては、第1段階である2021~2023年度に目的:①キャリア発達モデル、②アウトカム評価のキャリア発達測定尺度、③多様性を活かした効果的なキャリア開発プログラム提供内容の検討としている。また、第2段階である2024~2025年度に目的:看護職員の多様性を活かしたキャリア開発プログラムの開発と効果検証 5) 第1段階を踏まえて、看護職員に対する多様性を活かしたキャリア開発プログラムの開発と運用、6) 多様性を活かしたキャリア開発プログラムによる短期効果の検証を行う予定である。 現在、多様性を活かしたキャリア形成に関するスコーピングレビューを実施しているが、国内外共に看護領域において「多様性」「看護師」「キャリア形成」に関する論文はほぼない。そのため「多様性」を結婚、妊娠・出産、育児、介護、病気や怪我で加療中、障害、年齢、学歴、職歴、中途採用、国籍というキーワードして、キャリア発達の実態についてレビューを実施している。文献数は国内外で34文献であり、現在、分析中である。スコーピングレビューの研究は2024年度に投稿予定である。 また、キャリア発達測定尺度を開発する予定であったが、先行研究から看護師が自律的にキャリア発達できることが重要との知見を得たため、まず国内の文献を中心にキャリア自律の概念分析を実施した。さらに、国外の文献も含めて概念分析を実施し、今年度に学会発表および論文投稿する予定である。2024年度にはキャリア自律の概念分析の結果を活かし、尺度を開発する。合わせて、スコーピングレビューの結果を踏まえて、多様性のある看護職員のキャリア発達の構造を明らかにするために、質的研究を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
キャリア発達という抽象的な概念を明らかにするために、文献レビューを丁寧に行った関係上、進捗状況が遅れている。文献レビューが十分行えることで、概念枠組みが作成することができるため、今年度から本格的に研究が実施できると考える。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は①キャリア自律の概念分析、②多様性のある看護職員のキャリア発達の特徴に関するスコーピングレビューを実施した後。③キャリア自律の尺度開発、④多様性のある看護職員のキャリア発達の構造を明らかにする質的研究を実施する。その後、キャリア開発プログラムの開発を進めていく予定である。
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