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看護師のチームワークを活用した倫理的ジレンマ対応能力向上のための行動指針の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K10570
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

田口 めぐみ  新潟大学, 医歯学系, 助教 (60779312)

研究分担者 勝山 貴美子  横浜市立大学, 医学部, 教授 (10324419)
宮坂 道夫  新潟大学, 医歯学系, 教授 (30282619)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2022年度)
配分額 *注記
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードチームワーク / 倫理的ジレンマ / 看護管理者 / フォーカスグループインタビュー / 看護師の行動 / デルファイ法
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は,看護師のチームワークを活用して倫理的ジレンマに対応するために必要な因子を明らかにするために、以下の4段階をたどる.【1】看護チームにおける倫理的ジレンマ対応の課題を明らかにする.【2】看護管理者にインタビューおよびアンケート調査を実施し,チームワークで倫理的ジレンマに対応するために必要な因子の特定と行動指針を作成する.【3】【2】について臨床でのカンファレンスを通じて検証し, 倫理的ジレンマに対応するために必要な因子を絞り込む.【4】臨床における行動指針の実行可能性を評価し,提示する.

研究実績の概要

看護師が倫理的ジレンマを解決するためには、看護チームのメンバー構成やメンバーとの関係が影響することが示唆されている。しかしながら、倫理的ジレンマの具体的な対応は未だに看護師個人に任されている状況にあるという報告もあり、組織として看護師が経験する倫理的ジレンマをどのようにサポートするか、また具体的な解決方法を見い出すことが課題であると言える。こうした課題解決には、病棟の看護者から協力を得て、看護師のチームワークを活用した倫理的ジレンマの対応するために必要な因子を明らかにする必要がある。
まず、2022年度は施設32名の副師長と師長の管理者を対象に、前回の研究で抽出されたスタッフが看護チームで経験している倫理的ジレンマ6項目について、管理者としての認識や現状把握、さらにどのように介入しているか等についてのインタビューを実施した。
コロナ禍でのインタビューであったため、Zoomと対面の2つの方法を用いてインタビューを行い予定通りデータ収集を終了した。各施設の看護管理者のインタビューより、看護経験年数にかかわらず発言しやすい環境調整をすること、スタッフの倫理的ジレンマの経験を共有し、その経験の意味付けを行うこと、他職種との連携と調整を図ること、看護師個人に応じた役割を与えること等がチームワークで倫理的ジレンマに対応するための要素として考えられた。さらに、看護管理者がスタッフおよび看護チームでの倫理的ジレンマに対応するためには、看護管理者間での相談や協力等のサポート体制が重要であることが考えられた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

コロナ禍でのインタビューであったため、Zoomと対面の2つの方法を用いてインタビューを行った。コロナ禍であったが、研究計画の通り32名の参加者からデータ収集ができたため

今後の研究の推進方策

2023年度は、データ分析を行う。さらに、これらの結果を研究会や学会等で報告する。

報告書

(2件)
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 倫理的な組織風土を創るにはどのような要件が必要か?2023

    • 著者名/発表者名
      勝山貴美子 宮坂道夫 田口めぐみ
    • 学会等名
      日本看護倫理学会第16回年次大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2023-12-25  

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