研究課題/領域番号 |
21K10573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 |
研究代表者 |
山本 千代 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (90834672)
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研究分担者 |
野崎 真奈美 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (70276658)
永野 光子 順天堂大学, 医療看護学部, 先任准教授 (90320712)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 情報リテラシー / 情報活用行動 / 根拠のある看護 / 情報通信技術 / 看護師 / 体系表 |
研究開始時の研究の概要 |
看護師が根拠のある看護(Evidence based Nursing:EBN)を実践するためには、根拠となる情報を効率的に収集することが求められる。そのために情報通信技術(Information and Communication Technology:ICT)を用いて、根拠となる情報を系統的に探し出す能力、情報リテラシー(Information Literacy:IL)能力が必要となるが、その概要は明らかにされていない。本研究では、看護師がEBN実践のために必要なIL能力のプロセスと行動指標を明らかにし、このプロセスに応じた行動指標を体系化することを試みる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、根拠のある看護(Evidence based Nursing以下EBN)のための情報リテラシー(Information Literacy以下IL)体系表を開発し、その信頼性・妥当性を検証することである。最終年度は、本研究で作成したEBNのためのIL体系表の具体的な活用について検討を行った。 EBNに関する先行研究の文献検討の結果から、本来のEBNと看護師が実践しているEBNには乖離があることが示唆された。この乖離を埋めるために、EBNとして活用可能なエビデンスレベルの高い研究成果の活用を含めた体系表の開発を検討する必要があると考えた。そこで、研究分担者と作成した体系表を、本来のEBNのためのIL体系表として活用可能な体系表へと洗練することについての検討を行った。検討の結果、本研究で作成した体系表は、専門看護師(CNS)から新人看護師まで、多様な世代と看護実践能力を有した臨床看護師の情報活用行動を反映したものであること、作成した体系表から看護師のILの実態を把握し、その結果から看護師のIL向上に向けた教育プログラムの考案が可能であると判断した。今後、作成した体系表を用いた実態調査を実施し、看護師のIL向上に向けた教育プログラム構築を目指すことが課題である。
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