研究課題/領域番号 |
21K10601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東京工科大学 (2022-2023) 山口大学 (2021) |
研究代表者 |
生田 奈美可 東京工科大学, 医療保健学部, 教授 (70403665)
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研究分担者 |
ベネディクト ティモシーオニール 関西学院大学, 社会学部, 准教授 (10844590)
弓山 達也 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (40311998)
比嘉 勇人 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (70267871)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | スピリチュアリティ / スピリチュアルケア / 看護卒後教育 / プログラム開発 / 教育プログラム / 看護実践網力 / 看護実践能力 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は看護卒後教育におけるスピリチュアルケア実践能力向上に向けた教育プログラムを開発し、当該プログラムを実施、その評価をすることである。本プログラムの開発、評価にあたっては、比嘉により提示されたSpiritual-Care Modelを基本的概念とし、当該モデルで提言されているアセスメント、ケア実施の内容をプログラムの基盤に位置づける。本研究は、以下の2つの目的を有する。 スピリチュアルケア実践能力向上に向けた教育プログラムを開発する。 スピリチュアルケア実践能力向上プログラムを実施し、本プログラムに参加した対象のスピリチュアルケア能力について、量的(介入研究)・質的に評価する。
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研究成果の概要 |
看護において対象の生きる意味や価値、生を支えるスピリチュアルケアは重要で、ケアを提供する看護師は、スピリチュアリティについて理解していることが必要である。しかし看護師のスピリチュアリティの認識は十分とはいえず、スピリチュアリティは看護師自身の臨床経験と関連があり、生活体験や周囲の人々との相互作用を通じ、実感を深めていく多様な概念であることが示唆されている。つまり日本におけるスピリチュアリティの定義の多義性により、看護における重要性は認知されながらも共通認識されていないといえる。 本研究においては、看護卒後教育におけるスピリチュアルケア実践能力向上に向けた教育プログラムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スピリチュアルケア看護卒後教育の実態については、看護における重要性は認知されながらも定義の共通認識はされていない。また、看護師が対象に実施するスピリチュアルケアの実際の不明瞭さもある中、患者のスピリチュアルニーズへの看護師の対応には困難さがある。 また、2016年公表の日本看護協会版「看護師のクリニカルラダー」において、看護実践能力における4つの力のひとつとして、スピリチュアルは位置付けられている中、スピリチュアルケア看護実践能力向上に向けたプログラム構築が急務であり、看護の専門性における質の高い実践を構築する本研究課題は重要な学術的な意義がある。
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