研究課題/領域番号 |
21K10636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
辺見 一男 長崎県立大学, 情報システム学部, 教授 (30238711)
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研究分担者 |
山口 多恵 長崎県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (00597776)
三重野 愛子 長崎県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (60516293)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 会話ロボット / 健康寿命 / 高齢者の健康維持 / ヒューマンインタフェース / 高齢者サポート / コミュニケーションロボット / 健康管理 / 独居高齢者 / 見守り / 高齢者 / ヘルスケアデバイス / ボイスユーザーインタフェース |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、会話ロボットUnibo(Uniboと呼ぶ)を用いて独居高齢者のフィジカル面とメンタル面をサポートするシステムを構築する。Uniboに電子体温計、パルスオキシメーター、血圧計を接続し、測定値をインターネットを通して医療機関に転送する。高齢者は情報機器の取り扱いに苦手意識を持っている場合が多いので、高齢者とUniboのやり取りは音声によって行う。また、このシステムではUniboが高齢者の話し相手や遊び相手になることで孤立しがちな独居高齢者の孤独感や疎外感を軽減することができ、メンタル面のサポートにつなげることができると考えている。
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研究成果の概要 |
本研究は、会話ロボットUnibo(Uniboと呼ぶ)を用いて独居高齢者のフィジカル面とメンタル面をサポートするシステムを構築することを目的とする。本研究では、Uniboに電子体温計、血圧計を接続するプログラムを実装し、測定値をインターネットを通して医療機関に転送することによってフィジカル面のサポートを行う。Uniboは音声による自然な会話やゲームを行うことが可能なので、Uniboとの対話を通してメンタル面のサポートが可能となる。高齢者を対象に実験を行った結果、本システムはフィジカル面でもメンタル面でも有効であるとの結果を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、会話ロボットUniboを用い、体温や血圧などのバイタルサインを測定する機能を付与するとともに、Uniboと会話をしたり、一緒にゲームをすることで、心の健康を促進することが可能となるシステムを構築した。Uniboに電子体温計と血圧計のデータを送信するプログラムを実装して実験を行った結果、バイタルデータを正確に取得することが可能となった。これにより、本システムはフィジカル面でのサポートに有効であることがわかった。また、Uniboと会話をする実験を行った結果、実験後には28.1% 感情が明るい方に変化していた。このことより、本システムがメンタル面でのサポートに有効であることがわかった。
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