研究課題/領域番号 |
21K10649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 兵庫大学 (2023) 姫路獨協大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
矢内 久美子 (大橋久美子) 兵庫大学, 看護学部, 教授 (40584165)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 基礎看護学実習 / 学生の困難 / 全国調査 / 文献検討 / 事前学習 / 疑似体験 / プログラム開発 |
研究開始時の研究の概要 |
基礎看護学実習は、2年次に初めて入院患者を受け持ち、看護過程(情報収集と解釈、看護問題の明確化、計画立案、実施、評価)を行う実習である。近年の学生は実習形態に慣れることに時間を要し、看護の学びが浅くなる現状がある。基礎実習を充実させるためには、まず実習形態に慣れるための実習前の準備教育が重要と考える。 本研究は、基礎看護学実習における学生の困難を緩和する実習疑似体験プログラムの開発を目的に行う。実際に基礎実習において学生は何を困難としているかの全国的な調査に基づき、その困難に対応する学習内容を扱った教材を作成し、実習の場を想定して実習前に実習全体をリアルに体験できるプログラムを作成する。
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研究実績の概要 |
本研究は、基礎看護学実習における学生の困難を緩和する実習疑似体験プログラムの開発を目的としている。 2023年度は、前年度の文献検討を踏まえて質問紙を作成し、コロナ禍を過ごした学生の基礎看護学実習における困難の実態について把握することを目的に全国調査を実施した。 研究協力施設は、2023年10月現在、看護系大学協議会に会員校として登録しているすべての看護系大学299校とした。調査対象者は、学士課程において基礎看護学実習を担当する教員とした。コロナ禍後の実態把握のため、今年度に病院で受け持ち患者に看護過程を展開する基礎看護学実習を引率した教員とし、一大学あたり5名の計1495名に協力を依頼した。調査項目は、基礎看護学実習における学生の困難122項目と基本事項10項目の計132項目であり、回答時間は20分程度とした。 結果としては、299校中136校からの回収があり、268件であった。現在、分析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前年度にできていない研究を今年度は実施できた。修正した計画で実施できている。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定より遅れていた研究を、今後は計画的に実施していく。 今年度は基礎看護学実習における学生の困難に関する全国の看護教員への質問紙調査結果を分析し、学会にて発表する。論文として学会誌に投稿する。 次年度以降、調査結果をもとに実習疑似体験プログラムの学習内容の選定を行い、教材作成を行う。
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