研究課題/領域番号 |
21K10655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
松本 智晴 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 准教授 (80540781)
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研究分担者 |
伊賀崎 伴彦 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (70315282)
坂田 聡 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 助教 (80336205)
前田 ひとみ 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (90183607)
山本 麻起子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 助教 (10971195)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 嚥下機能 / 音声機能 / 筋電 / 喉頭 / 音声 / 表面筋電図 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、1.オトガイ舌骨筋と舌骨下筋群の表面筋電図、音響特徴量及び喉頭運動による嚥下機能と音声機能の加齢変化を明らかにし、栄養状態、喫煙・飲酒の影響について検討する、2.表面筋電図と音声機能評価、喉頭運動の関係性を明らかにし、音声機能評価と喉頭運動解析による嚥下機能の客観的な評価の有効性について検討することを目的とする。 対象は20歳~79歳の健常者とし、各年代12群と性別による比較を行う。データ解析は、オトガイ舌骨筋と舌骨下筋群(甲状舌骨筋・胸骨舌骨筋・胸骨甲状筋)の表面筋電図、録音した音声のピッチ周波数とホルマント周波数の音響特徴量、嚥下時の喉頭の位置移動距離と時間を分析する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、①オトガイ舌骨筋と舌骨下筋群の表面筋電図、音響特徴量及び喉頭運動による嚥下機能と音声機能の加齢変化を明らかにし、栄養状態、喫煙・飲酒の影響について検討すること、② 表面筋電図と音声機能評価、喉頭運動の関係性を明らかにし、音声機能評価と喉頭運動解析による嚥下機能の客観的な評価の有効性について検討することである。 2021年度は、データ収集方法について検討し、喉頭運動の動画解析ツールとしてモーションキャプチャーを導入した。2022年度に入り、モーションキャプチャーの機器の操作練習と解析方法の検討を行うと同時に、データ収集のためのマンパワーが不足したため研究分担者を追加した。これら研究方法の変更に伴い、所属大学の倫理委員会に計画変更を申請し承認を得た。また、研究分担者の増員に伴い、筋電計を用いたデータ収集について言語聴覚士から指導を受け、研究者間のデータ収集技術の統一を図った。 新型コロナウイルス感染症が収束に向かったタイミングでデータ収集を開始した。本研究の対象数は、20歳台~70歳台の健常者男性と女性それぞれの年代群でnは14名以上、計168名以上を目標としている。現在は、20歳台女性14名、男性14名、30歳台女性6名、男性4名、40歳台女性12名、男性2名、50歳台女性10名、男性3名、60歳台女性12名、男性3名、70歳台男性と女性各1名、計82名(約49%)のデータ収集が終了した。今後も継続してデータ収集を行うと同時にデータ解析を進める。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりデータ収集の開始時期が遅れたが、現在、データ収集の目標値の約49%が終了した。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き対象者への協力を求めていく。今後は、就業などにより協力が得られにくい中高年男性が中心となるが、時間をかけてデータ収集を行い、データ収集の目標値達成を目指す。それと同時に、表面筋電図と音声機能評価、喉頭運動の関係性についてのデータ解析を進め、随時成果報告を行う。
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