研究課題/領域番号 |
21K10664
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
佐藤 栄治 大分県立看護科学大学, 看護学部, 助教 (50807972)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 立ち上がり動作 / かけ声 / 主観的評価 / 表面筋電図計 / 体幹前傾角度 / 掛け声 / 筋活動 / 自発的掛け声 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、体幹前傾運動の異なる立ち上がり動作に掛け声を発声することにより筋活動に及ぼす影響を検討するものである。
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研究実績の概要 |
昨年度から引き続き、立ち上がり動作(STS)における体幹前傾角度、筋活動、および主観的負荷感の影響を検証した。具体的には、発声の有無と体幹の傾きが異なる3つの条件下でのSTSを分析した。 発声を伴う条件では、体幹前傾角度が有意に大きくなり、これが脊柱起立筋の筋活動に影響を及ぼすことが確認された。また、大殿筋と大腿二頭筋の筋活動も発声を伴う条件で大きくなり、股関節の屈曲に関連する筋力の向上に寄与していることが明らかになった。一方、発声を伴わない条件では、体幹前傾角度が小さくなり、前脛骨筋の筋活動が大きくなることが観察された。これは、体幹前傾角度が小さいと膝関節伸展に依存する動作となり、膝関節伸展に関与する筋肉の筋活動が増加する可能性があることを示唆している。また、主観的評価において、発声を伴う条件で負荷が低減されることもわかった。 これらの結果から、STS時にかけ声を発声することは、体幹を前傾させる動作を安定させ、関連する筋肉の効率的な活動を促進する可能性があることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
進捗状況としては、計画通りに進行している。
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今後の研究の推進方策 |
学会発表もしくは学術雑誌に掲載できるようさらにすすめる。
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