研究課題/領域番号 |
21K10668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
田中 聡一 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (20272247)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 看護師 / 勤務内外生活 / 活動 / 睡眠 / ストレス / 活動量計 / 勤務外生活 / 心身負担の影響 / 院内デイケア / 理学療法士 / 入院患者 / ADL / 健康 |
研究開始時の研究の概要 |
今回の研究では理学療法士を院内デイケアに参加させ、さらにその比重を大きくした院内デイケア新プログラムで施行したもの用いて解析する。理学療法士の介入により今までの学術報告よりも患者の運動能が維持どころか向上することを予想している。このプログラムで看護師の健康度がアップすることも予想され、リストバンド型活動量計で運動量、1ヶ月の生活のパターン、睡眠の時間とタイミングとその質、屋内外にいる時間、会話量を、自律神経測定器でストレス度を生理学的に解析する。
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研究実績の概要 |
新型コロナウイルス感染症により研究計画の変更があった。腕時計型活動量計を看護師に装着してもらい、正確なあるいは参考値としての歩行数、階段昇降数、週間運動量(勤務時間内外)、ストレス(勤務時間内外)、睡眠時間と質(勤務日の形態と睡眠時間帯別)等を測定する。新型コロナウイルス感染症が5類になったことや落ち着いたことより看護師への業務時の装着が許される方向になってたものの、まだ十分活用できていない。病棟によってはクラスターが未だに出たり、研究と診療を分けて考えると診療が優先になるからである。現時点では病棟内での解析は十分できないものの、年齢に関係なく、歩行数に変わりは無いこと、また勤務前後に関係なく歩行数に大きな差はないことがわかりつつある。週間運動量は個人差が大きいことがわかった。睡眠時間は勤務前よりも勤務後に多くなること、睡眠の質は勤務前と勤務後では勤務後の方が睡眠の質が良いことがわかりつつある。ただし単純にこの活動量計では睡眠の質を評価してはいけない。ストレスは睡眠前の方が強そうであることがわかりつつある。ただし単純にこの活動量計ではストレスを評価してはいけない。今後は勤務時のデータを入手する。特に日勤、夜勤を区別する。夜勤の仮眠が睡眠の質とストレスに関わるかを検討する。現時点では、仮眠は睡眠の質とストレスに大きく影響はできていない。一方で、この点は年齢が若いほどストレスが軽減しやすくなっていることがわかりつつある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
腕時計型活動量計を看護師に装着してもらい、勤務時および勤務外時のデータ(正確なあるいは参考値としての歩行数、階段昇降数、週間運動数、ストレス、睡眠時間と質等)を測定する。新型コロナウイルス感染症が5類になったことや落ち着いたことより看護師への業務時の装着が許される方向になってたものの、まだ診療時間内では十分活用できていない。病棟によってはクラスターが未だに出たり、研究と診療を分けて考えると診療が優先になるからである。
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今後の研究の推進方策 |
看護師の勤務時のデータを入手する。入院病棟での日勤、夜勤に分け、それぞれでの違いを比較解析する。睡眠の質やストレスはこの研究で用いる活動量計では正確ではないため、少しでも正確な評価ができる様にツールを検討する。以上により、病棟看護師の実情と生理学的な事実を明らかにする。
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