研究課題/領域番号 |
21K10682
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
河村 奈美子 (大西) 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50344560)
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研究分担者 |
尾關 祐二 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90303768)
坂本 真優 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (50895711)
角谷 寛 滋賀医科大学, 医学部, 特任教授 (90362516)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 精神看護 / 発達障害 / 自閉スペクトラム障害 / 乗馬 / コミュニケーション / 支援 / 療法 / 自閉スペクトラム / 乗馬療法 / 精神科医療 / 発達 |
研究開始時の研究の概要 |
これまで、対人交流ほどのハードルの高さを持たない動物独自の良さと、動物ならではの難しさを併せ持つ「乗馬プログラム」を実施し、発達障害を持つ児童の対人交流の拡がりに向けた可能性の検証に取り組んできた。しかし、これまで得た効果からも、児童個人の影響、一般化の可能性、また精神的効果や対人関係の拡がり、適応力向上という効果を導く要因の検証が課題とされている。 本研究では、自閉スペクトラム症児童の心理社会的側面の活性化につながり、精神科医療において補助的に実践可能な治療的乗馬プログラムの科学的効果検証を縦断的調査と客観的視点から行い、治療的効果を高める看護の役割を解明する。
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研究実績の概要 |
自閉スペクトラム障害児に対する乗馬療法に関する国内外の10年間の文献レビューを実施し、国内の精神医学会学会にて報告を実施した。多職種の介入は各国により異なるが、活動は対人関係に対する改善と身体・精神的側面における改善について報告されていた。関与する職種は乗馬インストラクターやボランティアが多く報告されており、医療系職種については作業療法士、理学療法士、言語療法士となっていた。看護師の関与に関する記載は国内外においてほぼ見当たらないが、一部の研究において課題とされていた。国内の研究においては精神的効果に関する国際誌における研究報告はほぼ見当たらなかった。レビューにおいては、子どもの症例の詳細の不明瞭である事、関与する職種やセラピストのライセンスの各国による違いについても確認された。現在結果報告の準備中である。 発達支援としての活動である乗馬に参加している子どもの保護者10名に対す名面接調査を実施し内容について質的に分析中である。保護者の捉える子どもに対する乗馬の影響、保護者自身に対する影響について分析を進めている。結果の一部は国際学会にて報告した。 発達支援として乗馬に参加している子どもの生活に対する影響に関しては、保護者に対して2回の質問紙調査のうち1回目を終了し、70名の保護者から協力を得られた。現在2回目の調査を実施している。また、発達支援として乗馬に参加している子どもの乗馬の身体機能や活動の今日機関の変化に関する探索的研究については1回目の調査を終了しており、今後4か月ごとの調査を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
初年度の倫理審査申請手続きに時間を要したため、研究開始時期がやや遅れている。乗馬療法に関する文献レビューを実施し精神医学系学会において報告した。保護者に対するインタビュー調査は終了し結果の一部は2023年度に公表予定である。保護者に対する乗馬療法の子どもの生活に対する影響に関する質問紙調査は1回目を終了し今年度2回目の調査を実施している。乗馬前後を含む身体機能の変化に関する調査は、1年間にわたる縦断的調査を実施しておりデータ収集開始の遅れにより、全体的にやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
保護者に対する面接調査結果については結果公表の準備を進めている。 保護者の捉える子ども生活に対する乗馬療法の影響に関して、子どもの精神的側面と睡眠に関して質問紙調査を実施している。現在2回目の調査を実施しているため、対象となる子どもの乗馬開始期間や年齢、診断等を考慮し分析を進める予定である。 発達支援として乗馬に参加している子どもに対する、乗馬活動による身体機能の変化及び、活動内容の変化に関する長期的研究においては、身体計測、呼吸筋力等の測定を実施しており、現在は1回目の調査を終えたところである。今後は4か月ごとに1年間の長期的な変化について定期的に調査を実施する予定である。その後結果を統計的分析を進める予定である。
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