研究課題/領域番号 |
21K10695
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 学校法人文京学院 文京学院大学 (2023) 高知県立大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
坂元 綾 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 准教授 (90584342)
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研究分担者 |
瓜生 浩子 高知県立大学, 看護学部, 教授 (00364133)
益 宏実 高知県立大学, 看護学部, 助教 (00849812)
池添 志乃 高知県立大学, 看護学部, 教授 (20347652)
池田 光徳 高知県立大学, 看護学部, 教授 (70212785)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 2型糖尿病 / 足病変 / セルフモニタリング / 看護支援ガイドライン / 2型糖糖尿病 |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病足病変は、日常生活において患者自身による全身管理、足の管理を適切に継続することが重要である。本研究では、患者自身が行っている観察内容と自覚の聞き取り、糖尿病足病変に関するセルフモニタリングを行っている患者の特徴と自己管理を促すために看護師が行っている支援を調査する。これらから本研究では、2型糖尿病患者による足病変予防のセルフモニタリングに有用なアセスメント指標とセルフモニタリング促進に関連する要因を明らかにし、それらをもとに、糖尿病足病変予防のためのセルモニタリングを促進する看護支援ガイドラインの開発を目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究では、2型糖尿病患者の足病変予防のセルフモニタリングを促進する看護支援、およびセルフモニタリング促進に関連する要因を明らかにし、それらをもとに、糖尿病足病変予防のためのセルモニタリングを促進する看護支援ガイドラインの開発を行うことである。 研究目標1では、2型糖尿病患者の足病変予防のためのセルフモニタリングに有用なアセスメント指標を明らかにするために、外来通院中の2型糖尿病患者を対象にした観察と聞き取り調査を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により実施が困難となった。そこで、最初に研究目標2である2型糖尿病患者の足病変予防のためのセルフモニタリングの促進要因と阻害要因を明らかにするため、2型糖尿病患者に関わっている専門職を対象に面接調査を実施した。2023年度は、看護師の語りに焦点を当てて質的データの分析・考察を進めた。 結果、セルフモニタリングができていない患者の特徴は足病変のリスク要因の高いといわれている高齢者や血糖コントロール不良患者、肥満、独居、精神疾患患者などであった。また、医療者に頼りきになりフットケア外来で足を見てもらうと考えている患者はセルフモニタリングができていなかった。 2型糖尿病患者の足病変予防のためのセルフモニタリングには患者の【足病変予防の認識】【対処】【患者の特徴】が影響し、また【医療者との関係性】【看護師の支援】【看護師の姿勢】も影響していた。そして、実施していくためには、【セルフモニタリング実施への課題】があった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究者の異動に伴い研究フィールドの確保が難しく、研究目標1である外来通院中の2型糖尿病患者を対象とした調査の研究協力施設の確保ができていない。
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今後の研究の推進方策 |
研究目標1として外来通院中の2型糖尿病患者20名程度を対象に、足の状態の観察および患者自身が行っている観察内容と自覚に関する聞き取り調査を実施することを計画していたが、研究協力施設の確保ができず進んでいないことから、早急に施設の確保を行い、調査を実施する。新型コロナウイルス感染拡大は落ち着いてきているが、患者に触れる調査である足の状態の観察については、承諾が得られにくいと考え、聞き取り調査のみ10名程度実施する。研究目標1と研究目標2の調査結果をまとめ、ガイドラインを作成する。
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