研究課題/領域番号 |
21K10698
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 長岡崇徳大学 (2023) 順天堂大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
近藤 ふさえ 長岡崇徳大学, 看護学部, 教授 (70286425)
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研究分担者 |
東 めぐみ 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (00728488)
宮澤 初美 順天堂大学, 大学院医療看護学研究科, 非常勤講師 (00867905)
榎本 佳子 順天堂大学, 保健看護学部, 准教授 (20637102)
影山 孝子 順天堂大学, 保健看護学部, 助教 (20836316)
小川 典子 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (30621726)
大熊 泰之 順天堂大学, 医学部, 特任教授 (90185231)
田村 美紀 順天堂大学, 保健看護学部, 助手 (90868308)
中林 菜穂 順天堂大学, 保健看護学部, 助教 (80906321)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | LCIG療法 / 進行期パーキンソン病患者 / 在宅療養 / 慢性病看護 / セルフマネジメント / 移行理論 / パーキンソン病 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はLCIG療法を受ける進行期パーキンソン病患者の在宅療養への移行を支える包括的かつ継続的な看護ケアの構築をするための基礎的研究である。 LCIG療法導入後、患者・家族がどのような生活上の困難や思いを抱いているか、また看護師の看護ケアの実践を明らかにすることにより、LCIG療法導入の意思決定から在宅療養への移行を支える包括的かつ持続的な看護ケアの構築を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究はLCIG療法を受ける進行期パーキンソン病患者の在宅療養への移行を支える包括的かつ継続的な看護ケアの構築にむけた基礎的研究である。2022年度は、進行期パーキンソン病に対するLCIG療法の効果と副作用に関するスコーピングレビューを試みている。進行パーキンソン病患者におけるLCIG療法を受けている患者とLCIG療法を受けていない患者における治療の効果の集団比較で、LCIG療法の治療効果、人口統計: 性別 年齢 病歴:PD診断からの時間(年) ホーンとヤール 認知症 衝動調節障害 PD症状とQoL測定 「オフ」時間 ジスキネジアのある時間、胃瘻およびデバイス関連の問題に関連する合併症などに関するデータを諸外国の文献より抽出しレビューをまとめている段階である。 2023年度は「LCIG療法を受ける進行期パーキンソン病患者の在宅療養における生活上の困難と工夫」をテーマに医療機関2施設において半構造化面接を実施した。進行期パーキンソン病患者のLCIG療法導入のきっかけと期待を明らかにし、意思決定支援を支える看護の示唆を得る。また、APD患者がLCIG療法によってどのような生活の変化を実感しているか、セルフマネジメントを行う上での困難事は何かを明らかにし、在宅療養支援の示唆を得ることを目的とした。対象患者は①Hoehn & Yahrの重症度分類Ⅲ・Ⅳに相当し定期的に外来通院をしている6名である。その成果は、2023年度日本難病看護学会(8月)交流集会において「パーキンソン病患者への支援を考える~目指すケアを多職種で繋ぐ」を開催予定である。また、同学会において「パーキンソン病患者のLCIG療法導入のきっかけと期待」を発表予定である。さらに、日本看護科学学会(12月)に「LCIG療法を受ける進行期パーキンソン病患者の在宅療養における生活の変化と困難事に対する工夫」を発表予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19感染予防対策を受け、患者へのインタビュー調査が遅れたが、結果分析、結果公表の段階である。
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今後の研究の推進方策 |
COVID-19感染予防対策を受け、患者へのインタビュー調査が遅れたが、結果分析を行い、2024年度は学会での結果公表、論文作成につなげたい。また、LCIG療養に携わっている看護師へのインタビュー調査を実施する予定である。
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