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一般市民の人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)を支援する取り組みとその評価

研究課題

研究課題/領域番号 21K10709
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関鈴鹿医療科学大学 (2022-2023)
三重大学 (2021)

研究代表者

辻川 真弓  鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 教授 (40249355)

研究分担者 黒澤 杏里 (犬丸杏里)  三重大学, 医学系研究科, 助教 (60594413)
坂口 美和 (荒木美和)  三重大学, 医学系研究科, 准教授 (90340348)
船尾 浩貴  三重大学, 医学系研究科, 助教 (60804268)
武田 佳子  三重大学, 医学部, 助教 (80581199)
玉木 朋子  滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (60755768)
中村 喜美子  鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 准教授 (80796392)
松原 貴子  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (40229521)
竹内 佐智恵  三重大学, 医学系研究科, 教授 (80276807)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードアドバンス・ケア・プランニング / 人生会議 / 一般市民 / 民生委員 / 意思決定支援 / 健康な時期
研究開始時の研究の概要

ACPに関心をもつ一般市民を募り、①自分にとって大切なことは何かを考え、②「人生会議」のメンバーを決め話しあい、③それを医療・介護チームに伝えていくための勉強会を開催し、参加者がACPを遂行することを継続して支援する。主たる評価指標はACP①~③の遂行率であり、副次的な指標として、ACPのプロセスで困難な点とその支援、ACPを行った感想と死生観尺度変化とし、専門職としての援助の視点を明らかにする。

研究実績の概要

命の危険が迫った状態になると、約70%の人が医療やケアに関する意思を決めたり、伝えたり出来なくなると言われていることから、人生の最終段階をどこでどのように過ごしたいかについて、日頃から考え、家族や大切な人と話し合っておくことが望ましい。健康な時期におこなうアドバンス・ケア・プランニング (ACP)を「人生会議」と称し、厚生労働省もこれを推進している。
本研究では、一般市民を対象に人生会議を推奨するワークショップを企画および実施するとともに、必要に応じて参加者が人生会議を行うことをサポートする。これにより、ACP遂行率、死生観変化やACPに対する自信やレディネスの変化、そしてACPを行うことの「良い点」や「困難さ」の要因を明らかにすることを目的としている。
昨年度までに、ワークショップの内容やプログラムを確定し、協力の得られる自治体を確保し、所属組織の倫理委員会において、研究実施について承認を得た。
今年度は、COVID-19感染症の動向を鑑みながら、A市民生委員を対象に、活動を実践してきた。具体的には、ACPを推奨する2回のワークショップ(各90分程度)を行った。1回目のワークショップでは人生会議の理解と動機づけを目的とし、2回目のワークショップまでに参加者が代理意思決定者を決め、人生会議を行うことを推奨した。2回目のワークショップでは、各自の体験を共有し人生会議の大切さを認識することを目的とした。1回目から2回目のワークショップまでの期間は、2~4か月程度とし、A市の各地域で実施し、データ収集を重ねてきた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

COVID-19感染症は5類に移行し、市民活動は再開されたものの、感染が周期的に拡大する状況が継続しており、状況に応じて活動を進めたり、休止しながら実施してきた。

また研究参加者は、民生委員であり、比較的健康状態のよいものの、高齢者も多いことから、ワークショップ開催は慎重に進めてきた。

ワークショップを実践しデータ収集をする作業は進んではいるが、当初の予定よりは遅れている状況にある。

今後の研究の推進方策

当初の予定では、今年度はすでにワークショップ活動とデータ収集を終了し、分析および研究発表にむけて検討を進める時期であった。

しかし、研究の進行が遅れていることから、引き続きワークショップの実践とデータ収集を継続していく予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2024 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 保健医療福祉職を対象としたAdvance Care Planning(ACP)を促すワークショップの評価2021

    • 著者名/発表者名
      辻川 真弓, 犬丸 杏里, 坂口 美和, 船尾 浩貴, 武田 佳子, 玉木 朋子, 竹内 佐智恵
    • 雑誌名

      Palliative Care Research

      巻: 16 号: 2 ページ: 215-224

    • DOI

      10.2512/jspm.16.215

    • NAID

      130008059279

    • ISSN
      1880-5302
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 市民を対象とした「人生会議」を勧めるワークショップとその評価2024

    • 著者名/発表者名
      辻川真弓、犬丸杏里、中村喜美子、船尾浩貴、武田佳子、坂口美和、玉木朋子、松原貴子
    • 学会等名
      第29回日本緩和医療学会 第37回日本サイコオンコロジー学会総会 合同学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 一般市民を対象に人生会議を支援する取り組み2023

    • 著者名/発表者名
      辻川真弓
    • 学会等名
      第28回日本緩和医療学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 市民を対象としたACPワークショップ~実際に人生会議を行った人の感想の質的分析~2023

    • 著者名/発表者名
      武田佳子、犬丸杏里、坂口美和、船尾浩貴、竹内佐智恵、玉木朋子、辻川真弓
    • 学会等名
      第37回日本がん看護学会学術集会(横浜市)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 一般市民を対象とした「もしバナゲーム」を用いたACPワークショップの評価-死生観変化による量的検討-2022

    • 著者名/発表者名
      辻川真弓、犬丸杏里、坂口美和、武田佳子、船尾浩貴、玉木朋子
    • 学会等名
      第46回日本死の臨床研究会年次大会(津市)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 一般市民を対象とした「もしバナゲーム」を用いたACPワークショップの評価-感想による質的検討-2022

    • 著者名/発表者名
      犬丸杏里、坂口美和、武田佳子、船尾浩貴、玉木朋子、辻川真弓
    • 学会等名
      第46回日本死の臨床研究会年次大会(津市)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 市民を対象とした「もしバナゲーム」を用いたACPワークショップの評価-「話し合いをしてみようと思う理由」の質的分析-2022

    • 著者名/発表者名
      坂口美和、犬丸杏里、竹内佐智恵、武田佳子、船尾浩貴、辻川真弓
    • 学会等名
      第46回日本死の臨床研究会年次大会(津市)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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