研究課題/領域番号 |
21K10716
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
片桐 和子 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (80317627)
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研究分担者 |
菅野 久美 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (20404890)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 肺切除 / 術前リハビリテーション / セルフ・エフィカシー / リハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
手術を受ける肺がん患者が、その人らしく自立した生活を継続してQOLの維持・向上を目指すために、主体性を発揮するセルフ-エフィカシー(以下S-Fと略す)を基盤型看護リハビリテーションプログラムを開発する。 1)外来看護師のリハビリテーション指導状況、及び患者の術前後の在宅リハビリ実施状況と、その影響要因としてS-F情報源を含む要因を明らかにする。2) S-Fとその情報源、リハビリ実施状況、QOLとの関連を検討する。3)2)を基に、S-Fを高めリハビリテーションを継続し、周術期における肺がん患者が自立した生活をおくりQOLを高めるための、看護リハビリテーションプログラムを作成し評価することとした。
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研究実績の概要 |
看護師を対象とした肺がん手術を受ける患者に対するリハビリ実施状況のインタビューは、B施設から候補となる看護師3名に対し研究の説明を行い同意が得られ、IC録音の許可も得て、順次インタビューを実施し、予定の10名の看護師のインタビューを終えることができた。 患者を対象としたインタビューは、A・B病院からそれぞれ5名の候補者に対し、研究の説明を行い同意が得られ、IC録音の許可も得て、順次インタビューを実施し、予定の10名の患者のインタビューを終えることができた。 看護師・患者に対するインタビュー結果は、すべて逐語録として起こし、分析を始めたところである。 なお、対象看護師の概要は次の通りである。男性1名、女性9名、年齢20代後半から50代前半で、平均40.1歳。看護師経験年数10年未満から25年で、平均17年。勤務部門は、手術室3名、外科外来4名、患者サポートセンター3名。関連部門での勤務経験は、1年以上から20年未満で、平均5.7年であった。 対象患者の概要は次の通りである。男性8名、女性2名。年齢は、50代前半から80代後半で、平均71.4歳。肺がんのStageは、0、ⅠA、ⅡA、ⅠBで、種類は、腺癌、扁平上皮癌を含む非小細胞肺がん。術式は、全てが胸腔鏡下手術で、うち2件がロボット支援下で、切除範囲は、肺葉切除、区域切除、部分切除であった。 IC録音時間は、看護師13~33分、平均22.3分、患者16~37分、平均27.9分であった。看護師、患者から得られたデータを元に、現在分析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ感染状況により、研究の参入が一時的に中断され、データ収集が行えない時期があったが、1年7か月余りの期間を要して、ようやく予定の全体対象者数のデータを得ることができた。
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今後の研究の推進方策 |
看護師、患者から得られたデータを元に、研究分担者と共に分析を行いまとめあげ、学会発表ならびに雑誌論文投稿のための準備をしていく予定である。
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