研究課題/領域番号 |
21K10732
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 森ノ宮医療大学 (2023) 大手前大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
矢野 ゆう子 森ノ宮医療大学, インクルーシブ医科学研究所, 客員研究員 (70406263)
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研究分担者 |
佐藤 真由美 国際医療福祉大学, 大学院, 教授 (40375936)
有田 久美 福岡大学, 医学部, 准教授 (60526523)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 婦人科がん / リンパ浮腫 / 早期看護介入 / 予防 / がん治療後リンパ浮腫 / 自己アセスメントツール / 受診行動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、婦人科がん術後患者が早期にリンパ浮腫症状に気づき、患者自身が発症の可能性を予測することができる「早期リンパ浮腫自己アセスメントツール」を開発し、その予測が受診行動へ与える影響を明らかにすることである。リンパ浮腫を早期に発見するためには患者自身がその症状に気づき、受診する必要がある。こうした気づきにつながる主観的症状の統一した指標はなく、早期の受診行動につながっていない。そのため、患者自身がリンパ浮腫の現状を把握することが可能になるツールは、発症の可能性を自ら予測することによって早期の受診行動へとつながることが期待できると考えた。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、婦人科がん術後患者が早期にリンパ浮腫症状に気づき、患者自身が発症の可能性を予測することができる「早期リンパ浮腫自己アセスメントツール」を開発し、その予測が受診行動へ与える影響を明らかにすることである。 2021年度は、2019年の科研費・研究活動スタート支援(課題番号: 19K24242)において実施した婦人科がん術後リンパ浮腫患者のインタビュー調査および文献レビューから、アセスメントツールに必要な項目を抽出し、「早期リンパ浮腫自己アセスメントツール(原案)」を作成した。内容妥当性をリンパ浮腫ケアに携わるがん専門看護師やリンパ浮腫療法士による専門家会議により検討し、修正・精選した。 2022・2023年度は、リンパ浮腫外来またはリンパ浮腫治療院に通院中の婦人科がん術後リンパ浮腫患者を対象にパイロットスタディを実施し、自己アセスメントツールの信頼性と妥当性の検討、自己アセスメントツールによるリンパ浮腫発症の予測が受診行動に与える影響について調査予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、研究協力施設は通常と異なる体制であり、研究者の入館制限など感染拡大防止対策等によって、研究活動を中断せざるを得ない状況が持続した。また、上記、婦人科がん術後リンパ浮腫患者のインタビュー調査の結果、対象者は適宜、症状を医療者に報告しており、医療者の関心の程度が症状悪化の一要因となっていたことから、医療者の課題解決についても優先的事案と考え、看護師を対象とした研究計画を再考中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響により、研究協力施設は通常と異なる体制であり、研究者の入館制限など感染拡大防止対策等によって、研究活動を中断せざるを得ない状況が持続したこと、看護師を対象とした研究計画を再考中であるため。
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今後の研究の推進方策 |
現在、調査対象を看護師に変更することも検討し、研究計画を再考中である。同時に、計画実施に向け研究協力施設と予定する対象者数確保に向けた調整をすすめている。
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