研究課題/領域番号 |
21K10746
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 |
研究代表者 |
大内 美穂子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (30614507)
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研究分担者 |
佐藤 まゆみ 順天堂大学, 大学院医療看護学研究科, 教授 (10251191)
高山 京子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (30461172)
鍋谷 圭宏 千葉県がんセンター(研究所), 食道・胃腸外科, 診療部長 (40322028)
池田 恵 順天堂大学, 医療看護学部, 先任准教授 (50514832)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 術前看護 / 術前準備 / プレハビリテーションプログラム / 高齢消化管がん患者 / プレハビリテーション / がん患者 / 看護プログラム / セルフモニタリング |
研究開始時の研究の概要 |
手術を受けるがん患者は、術前期の自宅療養期間に、がん罹患に伴う心理的苦痛や身体的苦痛を抱えながらも、術前準備(禁煙、運動、減量、栄養改善、呼吸訓練、感染予防、自己体調管理等)に取り組み、手術日まで継続することを求められる。術前準備の実施と継続には、生活習慣に組み込む行動変容とその行動の維持が必要となるので、術後の回復に良いと分かっていても、実施・継続することは難しい。そこで、本研究では、術前期のがん患者の手術に向けて患者自身が取り組み、心身の準備を整えることを支援するため、術前期にあるがん患者の心身の状態をセルフモニタリングするアプリを活用して術前準備を支援する看護プログラムを考案する。
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研究実績の概要 |
高齢者を対象としたアプリ開発に向け、高齢者の術前準備への取り組み状況について調査実施をした結果を、日本老年看護学会第28回学術集会(2023年6月16~18日 横浜)で公表した。結果は、対象者は10名、男性8名、女性2名で、平均年齢は79.5±2.5歳であった。疾患は胃がんが5名と最も多く、食道がん、直腸がん等であった。呼吸練習、運動、減量、感染予防等の身体的準備の説明をうけていた。身体的準備への取り組みは<医療者の指示通り継続して取り組む><最良の身体状態にしたいと考えて取り組む><術前準備の内容は生活のなかで既に行っていたため普段通りに取り組む><自分が行える方法に工夫して取り組む><症状や気持ちに合わせて休みつつ自分がやれる範囲で取り組む><家族の支援や協力を得て取り組む><術前準備に取り組んだが非効果的取り組みになる><術前準備に取り組む意欲が低下する><術前準備の必要性や意味を感じられず取り組まない><説明された記憶がないことや自己解釈により取り組まない><生活に術前準備を組み込めず取り組まない>の11のカテゴリーが抽出された。周手術期センターでのフィールド調査では、高齢者の多様性や情報リテラシーを考慮してツールを選択する必要性が示唆された。今後、これらの結果をもとに、患者を動機づけしながら術前準備への取り組みを継続できるプログラムを考案していく。多様な高齢者が使えるツールとするためには課題も多く、どのような高齢者を対象にアプリを作成するかやアプリに搭載する内容(看護プログラム)を検討している段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
調査時にコロナの感染拡大もあり、全体的に進捗は遅れていたが、高齢者対象調査や看護師を対象に行ったフィールドワークの結果から、①どのような高齢がん患者を対象にアプリを開発するか(高齢者全体か一部か)、②どのようなプログラムを搭載するか、③看護プログラムなのか多職種連携プログラムなのかという点で、開発の難しさがあり進捗が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
早急にプログラム開発を行っていく。アプリ開発に限定して開発を検討していたが、高齢者対象調査では、アプリは使えなくても家族とLINEでやり取りできる高齢者も見受けられたため、使い慣れているアプリを活用して術前準備に取り組めるような開発に変更することも視野に入れて、アプリ開発に取り組む。
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