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前立腺がんIMRTにおける照射位置の再現性向上のための看護支援プロトコールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K10763
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関弘前大学

研究代表者

野戸 結花  弘前大学, 保健学研究科, 教授 (80250629)

研究分担者 漆坂 真弓  弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (70326304)
北島 麻衣子  弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (70455731)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード放射線看護 / 放射線災害
研究開始時の研究の概要

本研究では、前立腺がんでIMRTを受ける患者のQOL向上に資する目的で、適正な膀胱内尿量貯留や排便・排ガスの状態を可能にし、照射位置の再現性向上に有用な看護支援プロトコールを開発する。
具体的には、照射位置再現の困難性をアセスメントするための「問題予測アセスメントツール」及び、患者自身が膀胱容量や排便・排ガスの状態を調整するために生活状況等を記載することで必要な支援を提示する「セルフマネジメント支援ツール」を作成する。その後、2つのツールを包含した『照射位置の再現性向上のための看護支援プロトコール』を作成し、効果の検証を行う。

研究実績の概要

2023年度は研究①の調査項目の検討及び調査用紙の作成・プレテスト・修正を行った。
研究①目的:前立腺がんでIMRTを受ける患者の照射位置再現に関する困難状況として、治療時の畜尿量や排便・排ガスのコントロールの現状と処置、看護師によるアセスメントと患者指導等の看護介入の実態を明らかにする。方法:対象者は日本放射線腫瘍学会認定施設に勤務し、前立腺がんIMRTを受ける患者の看護に携わっている看護師266名。方法:無記名自記式質問紙調査。調査内容:①対象者の背景(年代、職位、看護職経験年数など)、②前立腺がんIMRT治療件数、③畜尿量、排便・排ガスのコントロールの状況(処置を必要とするケースの頻度、判断者、処置実施者)、④排便・排ガスコントロールに関連したアセスメントのための情報収集項目、患者指導項目、方法など。
2023年度は研究②の問題予測アセスメントツール及びセルフマネジメント支援方法の検討を行い、『前立腺の放射線治療を受ける方のための放射線治療ノート』の試案を作成し、専門家からの意見をもとに修正版を完成させた。
研究②目的:「問題予測アセスメントツール」及び「セルフマネジメント支援ツール」を用い、IMRTを受ける前立腺がんIMRT患者の治療時の照射位置の再現性向上に寄与する看護ケアを導くための『照射位置の再現性向上のための看護支援プロトコール』を開発し、検証を行う。方法:問題予測アセスメントツール及びセルフマネジメント支援ツールの内容を1冊にしたセルフケア支援手帳として『前立腺の放射線治療を受ける方のための放射線治療ノート』を作成し、試用と効果の検証を経て完成版とし、公表する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

COVID-19感染予防対策として施設への訪問制限があったことから、当初の研究計画通りに遂行することが困難であったため。

今後の研究の推進方策

2024年6月に前立腺癌IMRTに携わる医療者への調査(研究①)を行い、照射位置再現の困難と影響要因を明らかにする。上記の結果からセルフケア支援手帳の内容を修正し、8~12月に試用・評価を行い、最終版の完成、公表とする予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 前立腺がんIMRTにおける照射位置再現の困難と影響要因2022

    • 著者名/発表者名
      野戸結花、漆坂真弓、北島麻衣子
    • 学会等名
      日本放射線看護学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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