研究課題/領域番号 |
21K10799
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
杉山 由香里 富山県立大学, 看護学部, 講師 (70509702)
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研究分担者 |
比嘉 勇人 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (70267871)
田中 いずみ 富山県立大学, 看護学部, 教授 (80293299)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 精神障がい者 / 心的成長 / 促進要因 / 阻害要因 / 心的外傷後成長 / 概念分析 / 内面的成長 / ケアモデル / 看護 |
研究開始時の研究の概要 |
精神障がいを持つ人は病気によるつらさだけではなく,心理的な苦悩などの重複課題をもつ人が多い。そのような中で,精神障がいを持ちながらも「自分らしい人生の回復」に向かうためには,当事者が自分らしく生きていくための活力を取り戻し,内面のポジティブな成長(変容)に向けた支援が必要となる。そこで,本研究の目的は,精神疾患をもつ人の内面のポジティブな成長(変容)の促進を目指した看護ケアモデルを開発をし,質的および量的に評価することである。
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研究実績の概要 |
本研究は,精神障がいをもつ人の内面のポジティブな成長に至るプロセスと看護師のケアのプロセスを統合した看護師が活用できる看護ケアモデルを開発し,質的および量的に評価することである。 本年度は以下の点に力点をおいて実施した。 (1)昨年度より実施している心的外傷後成長の概念分析の結果を学術誌へ投稿するにあたり,さらに文献による検討を重ねた。 (2)精神疾患をもつ人の心的成長(内面のポジティブな変容)の内容とその成長に関連する促進要因および阻害要因を明らかにするためにインタビュー調査を実施した。
(1)については,投稿するための準備を進めている。(2)については,11名のインタビューを終えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究協力者の選定に時間を要した。具体的には,精神障がいをもつ人を対象としているため,対象者の精神的負担を考慮し,開始までに十分な説明を時間が必要であった。COVID-19の感染の状況も影響し,面接日程の調整においても困難を要した。 また,教育形態の変更が必要な状況となることが多く,教育活動にかかる時間が増大し,研究活動におけるエフォートを十分に確保できない状況が生じていた。
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今後の研究の推進方策 |
概念分析については,今後分析結果をまとめて各種学会で公表をするための準備を行っていく。インタビュー調査については,データ収集を行いながらデータ分析を並行しているが理論的飽和状態に達しておらずインタビューを継続していく。
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