研究課題/領域番号 |
21K10809
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
遠藤 寛子 帝京大学, 医療技術学部, 准教授 (80609363)
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研究分担者 |
岡 浩一朗 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00318817)
古屋 洋子 帝京大学, 医療技術学部, 准教授 (80310514)
渡邊 清高 帝京大学, 医学部, 病院教授 (80422301)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ネガティブ・ケイパビリティ / オンラインインタビュー / 半構造化面接 / テキストマイニング / 共起ネットワーク分析 / クラスター分析 / レジリエンス / 看護実践能力 / 構成概念 / 測定尺度 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は仮説探索型研究とする。 まず予備調査として、ネガティブ・ケイパビリティをテーマとした訪問看護師へのフォーカスグループインタビューおよび半構造化面接を行う そこで得られた質的情報を基に、看護師のネガティブ・ケイパビリティ構成概念を検討し、仮説を作成する。 そして、その仮説に基づき看護師のネガティブ・ケイパビリティ尺度の作成を行い、探索的検証として、全国より無作為抽出された訪問看護ステーションに勤務する看護師を対象とした郵送質問紙調査を実施する。 調査結果の分析により尺度の信頼性、妥当性を検証し、必要な尺度修正を行った後、新たに無作為抽出した訪問看護ステーション看護師への調査により再検証を行う。
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研究実績の概要 |
悩める人に寄り添うための共感が成熟する過程で伴走し、容易に答えの出ない事態に耐えうる力であり、看護師自身が心身の安寧を保ちながら質の高い看護を提 供できるために必要な能力とする「ネガティブ・ケイパビリティ」の構成概念を明らかにすることを目的として、ネガティブ・ケイパビリティの構成概念に関する質的情報を得るために、都内の訪問看護ステーションに勤務する看護師を対象に2021年12月―2022年3月にインタビュー調査を実施した。 方法は、Covid-19のまん延状況に鑑み、Zoomを用いた個人インタビューとし、約1時間にわたる半構造化面接を行った。対象は都内の訪問看護ステーションに勤務する訪問看護師6名であり、その内訳は、年齢:30代―50代、性別:女性4名、男性2名、立場:管理者3名、スタッフ3名であった。 半構造化面接の主な項目は、① 「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態」、「悩める人に寄り添う中で、容易に答えの出ない事態」に訪問看護師として直面したり関わった体験、② その体験を「どうにも答えの出ない、対処しようのない事態」「容易に答えの出ない事態」と捉えた理由、③ 関わりの中で生じた看護師の感情、④ その体験における看護師の対処行動、⑤ 訪問看護師が、「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」、「悩める人に寄り添うための共感が成熟する過程で伴走し、容易に答えの出ない事態に耐えうる能力」を養っていくためにはどうしたらよいか。とし、以上を対象者の語りの内容に関連させながら聴取した。現在、その結果を、テキストマイニング、共起ネットワーク分析、クラスター分析の手法により分析し、下位尺度の作成に取り組んでいる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19の蔓延によるインタビュー実施ならびに倫理審査の遅れが影響し、研究の進行全般に渡り、遅れをもたらした。
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今後の研究の推進方策 |
半構造化面接の結果分析を進め、看護師のネガティブ・ケイパビリティに関する下位尺度を導き出す。その後、仮尺度を用いた量的調査を実施し、尺度の再検討および検証を行う。量的調査においてはWebの活用を検討する。
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