研究課題/領域番号 |
21K10854
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
狩集 綾子 宮崎大学, 医学部, 助教 (80832881)
|
研究分担者 |
野間口 千香穂 宮崎大学, 医学部, 教授 (40237871)
荒武 亜紀 宮崎大学, 医学部, 助教 (90773523)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 重症心身障害児 / 成人移行支援 / 重症心身障害児・者 / 両親 / 身体的疲労 / 介護問題 / 成人移行 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、成人期にある重度重症心身障害児者家族特有の発達課題モデルの開発である。今後、さらに増加すると推測できる成人期に移行する重度重症児者の家族に対する支援につなげるため、(1)成人移行で体験している困難を明らかにする。(2)その困難をどのように対処しているのかを明らかにする。これらの結果に基づき、成人期にある重度重症心身障害児者家族特有の発達課題モデルの開発をめざす。
|
研究実績の概要 |
本研究は、小児期から成人期に移行する時期にいる重症児の両親が、成人移行における体験やおこりうる困難に対してどのように対処をしているのかを明らかにすることで、成人移行に対する両親への看護実践を提案をすることができ、今後増加する成人を迎える重症児の家族への支援に寄与できることを目的としている。 令和3年度においては、成人移行期にある重症児とその家族がおかれている実態に着目を行い、文献検討を行っている。成人移行するにつれて、重症児の二次障害の出現、徐々に低下する機能による高度な医療的ケアの必要が必要となること、また、社会制度からの変更により、今まで使用できていた社会資源が使用できなくなることによる両親の介護負担の増大、介護する両親の高齢化等の問題があることが考えられるため、令和3年度においては、小児期にある重症児の両親へのフィールドワークを行い、今現在、将来に対して考えていることや現在成人期になるために準備を行っていることなどについての実態の把握を行うことで、本研究の研究計画書の作成やインタビューガイドの作成を行っていく予定であったが、新型コロナウィルスの蔓延の影響で実施できていない状況である。しかし、重症心身障害児・者を対象とした看護を行う施設スタッフとの勉強会を実施し、医療者側から考える現在小児期にある重症児が成人となった場合の実態について意見交換を実施した。 令和4年度は、研究中断をしており研究実績はない。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和3年度の段階で、新型コロナウィルス蔓延の影響で、外来受診が電話受診への変更や感染力が低い重症児に対して両親による感染対策の強化等により実態把握を行う機会が減少したため、研究の進捗状況としては遅れていた。 令和4年度は、研究中断をしており研究実績がないため、研究の進捗状況としては遅れている。現在、インタビューガイドの作成、研究計画書の作成、所属機関に倫理申請の提出すべく準備を進めている。
|
今後の研究の推進方策 |
文献検討を継続していくとともに、感染対策を考慮しながら、重症心身障害児の両親への実態把握を行い、その結果を基に、インタビューガイドの作成を進め、重症児の両親へのインタビューを行う準備を進めていく予定である。 また、研究計画書の作成を作成し、所属機関に倫理申請を提出し、早期に研究が実施できるように準備を進め、インタビューの実施を行う。
|