研究課題/領域番号 |
21K10875
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(名古屋医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
二村 昌樹 独立行政法人国立病院機構(名古屋医療センター臨床研究センター), その他部局等, 医長 (30470016)
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研究分担者 |
山口 知香枝 金城学院大学, 看護学部, 教授 (70514066)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 乳幼児健診 / アレルギー / オンライン / 乳児健診 |
研究開始時の研究の概要 |
乳幼児健診は育児等に関して保健師に相談する機会であり、養育者から相談内容の多くがアレルギーに関する事項である。保健師の相談をオンライン化することで、養育者の疑問や不安に効率的かつ効果的に対応できると考えた。本研究では、オンライン上でアレルギーの正確な情報を提供し、養育者の疑問にも回答するシステムを構築する。構築したシステムを対象地域の自治体で実施される3か月健診に導入し、1歳6か月と3歳時点でのアレルギー疾患の有症率低下につながるかを検証する。
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研究実績の概要 |
本研究では、オンライン上で養育者に対する正確なアレルギー情報提供と、養育者からの疑問に回答できるアレルギーオンライン相談(Teleconsultation in Infantile Allergy; TIA)システムを構築し、TIAシステム導入に伴うアレルギー疾患発症の抑制効果についても検証を行うことを目的としている。 2021年度にTIAシステムの構築した。TIAシステムは、認定NPO法人のサーバー上に構築し、研究代表者と同法人のスタッフで情報更新、相談内容への対応を行うこととした。TIAシステムの使用開始については、COVID-19感染対応のため自治体からの要望をふまえて、当初の予定よりも6か月遅らせて2022年6月から生後3か月健診の参加者への周知を行った。 またTIAシステム周知は、健診参加者に紙媒体で行ったほか、自治体が運用する子育てアプリのプッシュ通知機能で対象地区への住民のみへのメッセージ送付で行った。 TIAシステムには、2023年3月までに月平均34件のアクセスを確認している。2023年5月末で健診参加者への周知は終了したものの、2024年3月まで月平均5~6件のアクセスが続いている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
TIAシステムの導入が6か月延期されたが、その後は健診参加者のシステムへのアクセスは順調で予定通りの研究期間内に有症率調査が可能なため。
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今後の研究の推進方策 |
生後3か月健診での本研究目的でのTIAシステム導入は終了したが、アクセス数が継続的に確認できているため、同システムは存続させることとした。健診参加者への周知をするかは自治体に一任する予定である。
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