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不妊治療の終結における意思決定支援モデルの検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K10879
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

崎山 貴代  愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (40321278)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2022年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード不妊治療の終結 / 養親 / 意思決定 / 不妊治療 / 終結
研究開始時の研究の概要

不妊に悩み, 検査や治療を受けるカップルは増加の一途を辿っている. 不妊に悩む女性が経験するストレスや失望はメンタルヘルスや夫婦関係, 自尊心に影響し, その中で治療の選択や終結などの意思決定を行うが, 特に子どもを得ず治療終結を決定することは容易でない. 日本には終結の意思決定支援の標準指針はなく, 各施設の対応や当事者の価値観に委ねられる. ①女性は治療終結の意思決定にどの程度時間を費やし, どのような経験をしているか, 支援の有無を含め何が影響しているか, ②治療終結にかかわる看護師はどのような認識の下, どのような支援を行っているか, を明らかにすることは, 終結の支援時期や内容の手掛かりとなる.

研究実績の概要

不妊症に悩むカップルが子どもを得る他の選択肢として里親あるいは特別養子縁組があるが、血縁を大切にする日本においてこの選択をするカップルは少ない。カップルの新しい家族を迎えたいというニーズと価値観、そして子どもの幸福というニーズが合致するならば、 これは挙児に代わる選択肢となり得る。不妊治療を経て養親の選択をした女性の心理や経験を表した論文はいくつか散見されるが、これらは不妊治療の終結と継続以外の選択肢の出現との関係を表すものではなく、養親の選択を決定した後の心理に焦点が当てられている。その思いに至る過程や影響因子、そこからの意思決定の詳細は明らかになっていない。 女性は治療終結の意思決定にどの程度の時間を費やし、治療継続以外の選択肢の出現や決定においてどのような経験をしているのか。また、支援の有無を含め何が影響し、何を期待しているのか。不妊治療の終結と里親あるいは特別養子縁組を選択する女性の意思決定プロセスを明らかにするためにインタビュー調査を実施した。不妊治療を受け治療終結と里親あるいは特別養子縁組を選択した女性8名を対象とした。インタビュー内容は、不妊治療の終結と里親あるいは特別養子縁組の決定に至った思いや考え、時期、影響因子、実際に受けたあるいは受けたかった支援などとした。概ね、加齢の限界を知ることや解決できないことがあると知ること、やり切った感覚があること、夫の後押しがあることなどより、価値観の変化が起こり、終結から里親や特別養子縁組の選択に移行するという形をとっている傾向が見いだされた。今後、この成果をもとに論文を作成する予定である。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2023-12-25  

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