研究課題/領域番号 |
21K10888
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 公立小松大学 |
研究代表者 |
坂本 めぐみ 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (50279577)
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研究分担者 |
山田 貴代 公立小松大学, 保健医療学部, 講師 (40453063)
兼宗 美幸 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (50214490)
北岡 和代 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (60326080)
中島 素子 金沢医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60559508)
久司 留理子 公立小松大学, 保健医療学部, 助手 (70881994)
鋤柄 増根 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 名誉教授 (80148155)
松永 洋子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (90709023)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | インターネットゲーム / ゲーム障害 / 公立学校教員 / 児童生徒指導 / e-ラーニング / 疑似双方向型e-ラーニング / インターネットゲーム障害 / 児童生徒 / 教職員 / 健康教育 / 次世代健康支援 |
研究開始時の研究の概要 |
(1)児童生徒のインターネットゲーム障害の状況把握,(2)予防と早期発見を行うための養護教諭や学校保健関係者,地域や一般医療機関で子どもと家族の健康支援を行う看護職を対象とした疑似双方向型e-ラーニングによる専門職研修プログラムの開発,(3)開発した研修プログラムを無作為化対照試験と遠隔教育の実証実験の形で有効性を検証するものである.
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研究実績の概要 |
令和5年度は昨年度に制作した,児童生徒のインターネットゲームの問題を理解するための教員向けe-ラーニング研修教材(以降,研修とする)について,受講者の受講後のアンケートならびに受講前後の知識の調査結果を分析し評価を実施した。 公立学校教員対象に実施した研修受講後の評価では,研修内容は「非常にわかりやすい」が39.4%,「わかりやすい」が53.5%であった。教材内容の方向性は対象者自身の考えと「全く同じである」との回答は3.2%,「ほぼ同じ」が84.5%であった。 研修ついて「とてもよい」との回答を得た内容は「児童生徒のネット・ゲームの実態調査結果報告」(38.0%),「子どもとのルールの作り方」「ゲーム障害の基礎知識」(共に35.5%)であった。研修受講前後のインターネットゲームに対するイメージにおいて,有意に変化をした項目は「楽しい」1項目であり,「やさしい」「関心のない」の2項目は女性のみ有意に変化した。 研修受講前後の知識テスト17問の正答率では,児童生徒の問題に対する対応やゲーム障害の知識等の8項目の正解率が有意に上昇した。インターネットゲームに関する教育的実践に対する意識の項目では,保護者との連携や対応に対する必要性と,担当する児童生徒のクラスでのインターネットゲームに関するルール作りなどの正答率が有意に変化し,児童生徒への説明について「できる」との回答率が有意に上昇した。これより本研修の内容の有効性を評価した。 一方で,研修時間が長いと感じる意見や,疑似双方向型e-ラーニング方式について「抵抗がある」との回答が2.3%にみられた。これらの改善点を基に次年度は修正を行い,よりよい研修教材を制作する必要があることが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
児童生徒のインターネットゲームによる障害の予防に関する専門職の調査が遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
データの分析を進める。また当該領域の専門職の支援を得て、研修プログラムの修正を行う。
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