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妊婦の会陰部裂傷と産後のQOLに対する会陰部マッサージの効果検証と手技の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21K10900
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関藍野大学

研究代表者

齋藤 祥乃  藍野大学, 医療保健学部, 教授 (80553784)

研究分担者 前川 麻記  藍野大学, 医療保健学部, 講師 (90803148)
竹内 利永子  藍野大学, 医療保健学部, 助教 (50866861)
有馬 久富  福岡大学, 医学部, 教授 (20437784)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード会陰マッサージ / 助産師ケア / 会陰裂傷
研究開始時の研究の概要

経腟分娩において産婦は、児が産道を通過する際に会陰や膣などに裂傷を生じた場合、産褥早期の疼痛などの短期の影響に加えて、尿失禁・便失禁や次の妊娠への躊躇など長期的な影響をもたらすため、裂傷のリスクの軽減は重要である。
会陰裂傷を予防するには、会陰部のマッサージが有効とされているが、客観的な指標を用いた評価は明らかにされていない。
そこで、本研究は、妊娠後期からの助産師による会陰マッサージを会陰部の皮膚の柔らかさを超音波エラストグラフィーにより指標化し、会陰の進展性との関連を検証することで、その有効性について明らかにするものである。

研究実績の概要

今年度の研究実績は、研究遂行のための準備を実施した。
本研究では、会陰マッサージを実施する助産師の手技の統一が必要不可欠である。そこで、先行研究で明らかにされているマッサージの部位や時間を確認し、共通な手技の実施に向けての練習を行った。さらに先行研究では示されていないマッサージ圧については、パームQを用いて助産師一人一人の会陰マッサージ圧を測定し、統一した圧での会陰マッサージが実施できるよう練習し統一した手技の確立の準備を行った。
本研究の目的は、妊娠後期からの助産師による会陰マッサージを会陰部の皮膚の柔らかさを超音波エラストグラフィーにより指標化し、会陰の進展性との関連を検証することで、その有効性について明らかにするものである。使用する超音波エラストグラフィーは、日常で使用している測定器ではないため、先ずは研究に使用できるよう会陰部の測定が実施可能であるのか
事前準備で確認する作業を実施した。担当する助産間で測定方法と測定手技(プローブ操作)の確認後、実験がスタート出来ることが確認出来た。研究にあたっての倫理委員会への審査申請書を提出し、実施可能を待っている状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2023年度の研究実施が遅れた理由については、2つの理由による。
1つ目は新型コロナウイルス感染症拡大により、直接、対面的に実施する会陰マッサージを一旦中止せざるを得ない状況が継続した。現在、会陰マッサージは再開したものの、病棟助産師も勤務が通常に戻るまで時間を要し、研究遂行時間の確保が困難であった。
2つ目は、研究代表者が子宮悪性腫瘍のため、手術療法および化学療法を受けたことにより、職場復帰しものの、大学教員としての本務が優先であり、研究を実施できる時期が遅くなってしまった。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルス感染症拡大により、直接、対面的に実施する会陰マッサージを一旦中止せざるを得ない状況と研究代表者が子宮悪性腫瘍のため、手術療法および化学療法を受けたことにより、研究を実施できる状態でない状況は、現在はどちらも改善している。
病棟での会陰マッサージは再開しており、対象妊婦も予定通り確保することが可能な状況である。研究実施に向けての助産師の手技の確立と測定器の操作準備をできており、倫理審査委員会の許可が下り次第、データ収集を始める予定である。
2023年度の遅れについては、最終年度から1年の延長を申請する方向で、予定の対象数の確保を行う必要がある。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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