• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

子どもと家族に向けた双方向型・時間外救急受診ケアモデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K10906
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

佐藤 由紀子  新潟大学, 医歯学系, 助教 (00882797)

研究分担者 赤澤 宏平  新潟大学, 医歯学総合病院, 教授 (10175771)
住吉 智子  新潟大学, 医歯学系, 教授 (50293238)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード小児救急医療 / 時間外受診 / 教育教材開発 / 小児救急 / 保護者支援 / ケアモデル
研究開始時の研究の概要

本研究の概要は,救急医療現場で行う標準化した小児の保護者向け支援を実践するための,ケアモデルの構築を行うことである。小児救急医療の長年の課題となっている,小児患者の軽症受診の多さに対しては,すでに様々な取り組みがなされている。しかし,未解決な課題であるため新たな取り組みとして,救急受診からの帰宅時に適切な情報提供等の保護者支援を行うことで,不安の軽減や支援の強化がなされるのではないかと考えた。そこで本研究では,①救急受診と関連する「育児不安」の要素の抽出 ②救急医療現場での保護者向け支援の実態調査 ③ケアモデルのプロトタイプの作成を行う。

研究実績の概要

本研究は,救急医療現場における小児患者の時間外受診ケアモデルの構築を目的としている.予期せぬ子どもの急性症状は,親の不安を惹起させ,救急医療を求める主な要因とされている.また,救急受診した子どもの多くは軽症であることが世界中で既知となっている.平時での育児支援等は,子育て支援センターなどで開催されている.しかし,救急医療現場での標準化した看護基準は見当たらず,多くは帰宅となる親子に対する看護基準の構築は喫緊の課題である.
2023年は,前年度に作成した教育教材を使用したRCTを実施した.研究対象者は,急性症状で小児救急医療サービスの利用が多い3歳以下の乳幼児の保護者210人とした.教育介入の前後で評価を行った結果,教材の満足度は7.44±1.534(10max)で,ユーザービリティの評価も得られた.また,介入の効果としては,知識の向上が明らかとなった.しかし本研究では,不安の軽減の効果は示されなかった.不確実性の高い事象に対する不安の軽減の対応策について課題となった.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度については,おおむね順調に調査および分析を実施することができ,現在論文執筆中である.新型コロナウイルスの影響による臨床現場でのデータ収集の困難により,当初予定していた計画の修正を行ったが,以降は順調に進んでいる.

今後の研究の推進方策

教育教材の効果について未分析を進める予定である.また臨床で応用するために,臨床現場の現状について調査計画を立案する.

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 子どもの発熱に対する保護者の不安の実態調査2022

    • 著者名/発表者名
      佐藤由紀子,住吉智子,田中美央
    • 学会等名
      小児保健研究(Web)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi