研究課題/領域番号 |
21K10914
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
大坪 美由紀 佐賀大学, 医学部, 助教 (50769106)
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研究分担者 |
高橋 浩一郎 佐賀大学, 医学部, 准教授 (70549071)
在津 正文 独立行政法人国立病院機構嬉野医療センター(臨床研究部), 医局, 小児科部長 (10346877)
鈴木 智恵子 佐賀大学, 医学部, 教授 (20569636)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 気管支喘息 / トランジション / ICT教育 / 教育支援プログラム / 多職種連携 / 小児医療 / 成人医療 |
研究開始時の研究の概要 |
気管支喘息は自己管理が重要な慢性疾患である。思春期は受診アドヒアランスの低下が生じやすい等の課題があり、この時期の円滑なトランジション(移行期医療)のための教育が必要である。気管支喘息の実態やトランジションプログラムに関する報告は少なく、発達段階に応じた生活習慣に着目したトランジション教育支援プログラム開発が必要である。 そこで、①小児喘息を経験した患者と小児喘息患児に小児期の状態や移行期の教育ニーズのインタビュー、②10~15歳の患児と保護者を対象に移行準備状況のアンケート調査を実施する。その上でICTを活用した中学・高校生対象のトランジション教育支援プログラム開発及び効果の検証を目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究は気管支喘息のトランジション(小児から成人へ移行するヘルスケアのプロセス)に関する実態及び教育ニーズを調査し、ICTを活用した中学・高校生対象のトランジション教育支援プログラム開発・効果の検証を目的とする。 事前準備として、2023年度は気管支喘息のトランジションを経験した15~30歳未満の患者を対象にしたインタビュー調査を進めている。インタビュー調査では具体的な教育支援ニーズ、トランジションの時期やあり方、小児科・呼吸器内科の受診における違い等を抽出した。現段階での対象者は22歳であった。「知識不足があったため、中学生の頃から、喘息の知識や日常生活で注意すること、吸入の必要性等を具体的に知りたかった」等の意見が聞かれた。高校生から大学生になると、自分で決定する機会が増えるため、知識を増やす必要があると感じている。まだ、対象人数が不足しているため、他施設(大学等)に依頼している段階である。 トランジションの実態調査については、診療科別に支援の必要性や支援者の違い及びトランジションを希望する時期等が明らかになった。このような調査結果を、次年度に学会発表、論文投稿する予定である。 また、ICT教育方法に関して学会や業者等に情報収集しており、効果的な方法を検討している状況である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究対象者のリクルート及びインタビュー実施に時間を要しているため、遅れている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
調査結果を踏まえた教育媒体を作成し、12~18歳を対象に評価アンケートを実施する。また、トランジションの実態調査及びインタビュー調査を論文等に投稿する予定である。
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