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妊娠期・産後におけるDyadic copingとうつ症状との関連

研究課題

研究課題/領域番号 21K10924
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関学校法人文京学院 文京学院大学

研究代表者

川鍋 紗織  学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 助教 (60553550)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードdyadic coping / うつ症状 / 妊娠期 / 産後 / Dyadic coping / 産後うつ病
研究開始時の研究の概要

本研究は、産後うつ病を減らすために、夫婦におけるコーピング (Dyadic coping) の視点からメンタルヘルスケアを図ろうとするものである。Dyadic copingとは、夫婦二者の相互作用によるコーピングである。本研究では、Dyadic copingとうつ症状との関連を、妊娠期と産後の2時点を取り上げて縦断的に明らかにし、効果的な夫婦一単位としたメンタルヘルスケアのエビデンスを得ることを目的とする。これにより、夫婦のどこにどのようなアプローチをいつする必要があるのかの示唆を得ることができると考える。

研究成果の概要

本研究は、妊娠期および産後における夫婦のストレスコーピング(dyadic coping)とうつ症状との関連を明らかにすることを目的とした。妊娠期および産後において、妻が認識するdyadic copingは妻のうつ症状に関連した。また産後、妻および夫が認識するdyadic copingは夫のうつ症状に関連した。産後、妻および夫はdyadic copingが妊娠期より減少したと認識し、妻においてはdyadic copingに対する評価も低下した。よって今後は、dyadic copingに対する評価に関連する可能性のある夫婦の公平感や夫婦の認識の一致の視点を含めて、うつ症状との関連を探索していく。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、個人のストレスコーピングではなく、夫婦のストレスコーピング(dyadic coping)の視点からうつ症状との関連を明らかにしたことである。このことによって、産後うつ病予防のためのケアを妻と夫の相互作用の視点から検討するための示唆を得ることができた。これまで我が国において、親への移行期におけるdyadic copingの実態を明らかにした研究は散見されない。夫婦のあり方は文化・社会的背景の影響を受ける可能性があることから海外の夫婦の結果と一致するとは限らない。よって、我が国の妊娠期・産後のdyadic copingの実態が明らかになった点は社会的意義があると考える。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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