研究課題/領域番号 |
21K10926
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
山崎 智里 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (00550948)
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研究分担者 |
中井 寿雄 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (10708986)
林 智美 金沢医科大学, 看護学部, 助教 (60883395)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 乳幼児 / 災害 / 備え / 在宅・分散避難 / アレルギー / 避難 / 備蓄 / 災害備蓄 / ニーズ / アプリ |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者が開発に取り組んでいる「災害に備えた保育施設備蓄システム」と連動することで、在宅・分散避難にも対応し、乳幼児のニーズに応じた備えも可能とするアプリ開発を行う。 アプリ開発は、①保護者や専門職者等の意見から乳幼児が避難先で必要とする備えの項目を特定し、②備えの項目をもとに試作アプリを作成後、保護者の協力のもと実証実験を行う、③実証実験で明らかとなった課題点を修正してアプリを完成する。
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研究実績の概要 |
被災を想定して、子どもや家族に合わせた災害時持ち出し物品を準備するなど、災害への備えが呼びかけられている。また、母親と子どもが被災して避難しても精神的に落ち着き協力して生活するためには、母親が抱えている不安や危惧を平常時から明確化し、可能な限り解決しておくことがより重要である。 本研究の目的は、先に開発した「災害に備えた保育施設備蓄システム」(JSPS科研費18K10406 )と連動し、「在宅・分散避難にも対応し、乳幼児のニーズに応じた備え」も可能とするシステムの開発である。 2022年度は、災害時において母親が抱く子どもに対する不安と子どものアレルギーや災害への備えとの関連を明らかとし、論文投稿を行った。災害時の避難持ち出し物品の備えができていない3歳未満のアレルギーのある子どもの母親は、避難した際の子どもへの影響について不安をもって生活している可能性が示唆された。そこで、アレルギーの種類とその治療や対応について検討し、食事(アレルゲンの除去)、薬剤名・使用方法・使用頻度等子どものニーズに応じた内容が明らかとなるよう項目を抽出し、リスト(以後、アレルギー対応備蓄リストとする)を完成させた。また、システムにおける表示・入力の方法についても併せて検討を行った。次に、在宅・分散避難を想定した乳幼児に必要な備えリストの作成を行った。アレルギー対応備蓄リストを加え、リストの精錬を行った。また、「災害に備えた保育施設備蓄システム」との連動を可能とするため、本システムの薬剤名や量などの表示方法や入力方法の改善・調整等を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
作成した備蓄リストについて、乳幼児の保護者を対象にインタビュー調査を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症感染拡大・予防のため実施することができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症となったため、乳幼児の保護者に対し、備蓄リストに関するインタビュー調査を行っていく。そして、その結果を踏まえて、在宅・分散避難に応じた備蓄リストを完成させる。このリストを基にシステム案をエンジニアと共に作成する。
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