研究課題/領域番号 |
21K10927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 (2022) 聖泉大学 (2021) |
研究代表者 |
鈴木 美佐 大阪医科薬科大学, 看護学部, 准教授 (10633597)
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研究分担者 |
布井 雅人 椙山女学園大学, 人間関係学部, 准教授 (20773625)
流郷 千幸 名桜大学, 健康科学部, 教授 (60335164)
平田 美紀 聖泉大学, 看護学部, 教授 (90614579)
村井 博子 聖泉大学, 看護学部, 講師 (90782649)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 食物アレルギー / 学童後期 / 思春期 / 社会的集団生活スキル / 療養行動 / 小児 / 学童期 |
研究開始時の研究の概要 |
学童後期・思春期にある食物アレルギー児の療養行動の自立・自律のためには,知識獲得やセルフケア能力の向上だけではなく,子どもが社会的集団生活のなかで,肯定的な自己像を基盤とし”FAをもちながらもうまくできる”と感じ健康に過ごすことができるための社会的集団生活スキルの獲得が重要である. 本研究ではFA児に必要な社会的集団生活スキルの獲得過程の解明と,そのサポートプログラムの構築を目指し【①FA児への社会的集団生活スキルに関するインタビュー調査】【② 社会的集団生活スキル尺度の開発】【③FA児の社会的集団生活スキル獲得のためのサポートプログラムの構築】について取り組む.
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研究実績の概要 |
本研究は学童後期・思春期にある食物アレルギー児に求められる社会的集団生活スキルの獲得過程の解明と,そのサポートプログラムの構築を目指し、2021年度~2024年度にかけて【①学童後期・思春期のFA児への社会的集団生活スキルに関するインタビュー調査】【② 研究①の結果を踏まえた社会的集団生活スキル尺度の開発】【③ 学童後期・思春期の食物アレルギー児の社会的集団生活スキル獲得のためのサポートプログラムの構築】の課題に取り組む。 研究2年目の2022年度においては、2021年度に進めていた文献検討を継続しつつ【①学童後期・思春期の食物アレルギー児への社会的集団生活スキルに関するインタビュー調査】のためのインタビューガイドの洗練を引き続き実施した。 また、2022年度、研究代表者の所属大学の変更があり、それに伴う研究依頼先団体の一部再検討が必要な状況となった。前年度からのインタビューガイド内容の再検討の結果も反映させ、2022年度、新たな所属施設にて【①学童後期・思春期の食物アレルギー児への社会的集団生活スキルに関するインタビュー調査】研究実施にかかる研究倫理審査を申請し、審査の結果、受理された。 倫理審査(申請・審査・審査後の一部修正・承認)の完了が年度後半になったため、2022年度内でのインタビュー実施数は、一例にとどまった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究1年目の2021年度については、新型コロナウイルス感染症拡大の時期と重なり、様々な活動の抑制が研究遂行・研究に関連する会議の実施に影響した。 研究2年目での所属大学の変更に伴い、新規所属大学での倫理審査申請及び承認が必要な状況となったため、2021年度に予定していた前所属大学での倫理審査を行わず、審査を先延ばしにした。そのため、本研究の申請段階での計画よりも大幅な遅れが生じることとなった。 2022年度、新規所属大学での倫理審査申請を実施したが、承認を得られたのが2022年度後半になった。インタビュー対象者のリクルートおよびインタビュー実施の着手が遅くなったため、インタビューを実施できたのは思春期のFAをもつ学生一例に留まった。
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今後の研究の推進方策 |
今後の本研究課題の推進にあたっては、全体の計画を再度見直しつつ、インタビュー対象者のリクルートおよびインタビューの実施・分析を急ぎ行う。 インタビュー対象者のリクルートおよび研究協力の同意を得るにあたって、当初の計画期間の予想よりも時間がかかっている状況がある。【①学童後期・思春期のFA児への社会的集団生活スキルに関するインタビュー調査】に関するデータ分析結果は、本研究の要でもあるため、時間をかけてデータ収集・分析を行う予定である。その後【② 研究①の結果を踏まえた社会的集団生活スキル尺度の開発】【③ 学童後期・思春期の食物アレルギー児の社会的集団生活スキル獲得のためのサポートプログラムの構築】を進めていくためには、さらなる期間が必要になることが見込まれるため、当初の研究期間の延長も念頭に、研究推進のための計画を再検討する。
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