研究課題/領域番号 |
21K10934
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
浦尾 悠子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任講師 (40583860)
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研究分担者 |
清水 栄司 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00292699)
小柴 孝子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (40816295)
海地 伊沙名 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (40843785)
佐藤 泰憲 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (90536723)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 認知行動療法 / 予防 / e-learning / 心理教育 / メンタルヘルス / 予防教育 |
研究開始時の研究の概要 |
子どものメンタルヘルスの諸問題に対する予防教育の重要性が指摘される中、学校現場では文部科学省のGIGAスクール構想のもと、ICT環境の基盤構築が進められている。そこで本研究は、先行研究で有効性が示されている認知行動療法に基づく不安の予防教育プログラム「勇者の旅」のe-learning版を開発し、その実施可能性および効果を検証する。
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研究実績の概要 |
2022年度は、昨年度までに作成した「勇者の旅」e-learning版プログラムを用いて、パイロットスタディを実施した。公式Webサイトやチラシ等で参加者を募集し、研究参加を希望した親子のうち、基準を満たした45組を対象とした。全9回のe-learningプログラムは、各家庭にて、PCやタブレット端末から、毎週1ステージずつ、任意の時間に実施された。2022年度末の時点で、45組中13組がドロップアウトとなったが、残り32組のうち27組が学習を完了し、残り5組が学習継続中となっている。 e-learningプログラム開始前に、背景情報(親子の年齢、性別、家族構成等)やAQ(日本語版自閉症スペクトラム指数)等の調査を実施している。なお、介入のアウトカム指標として、SCAS-C(スペンス児童不安尺度子ども版)、SCAS-P(スペンス児童不安尺度保護者版)、ERSQ(感情調節尺度)、SDQ保護者版を、それぞれプログラムの実施前(pre)、実施後(post)、フォローアップ(FU)の計3回、実施する計画であり、現在、postおよびFUのデータ収集中である。 また、次年度に実施予定の学校現場でのe-learning版プログラム活用へ向けて、公式Webサイトやチラシ等で協力校のリクルート活動を開始したほか、学校・学級で一斉に運用することを想定したe-learningプログラムの改修についても検討を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、パイロット研究を実施することができ、ドロップアウト率も想定の範囲内でデータ収集を行うことができているため。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度中にはFUデータ収集を完了し、データ固定後に解析を行う。その後、学会や研究成果の公表を行うとともに、論文化を目指す予定である。 また、2023年度はe-learningプログラムを学校のフィールドで活用した場合の効果検証研究を目指し、協力校をリクルートする予定である。
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